保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

「親が子どもを預け合う“自主保育”」ー原宿おひさまの会(東京都 渋谷区)

ほいくる編集部
掲載日:2015/01/29

大変なことってありますか?


命の預け合いをしているので、保護者同士の話し合いにはじっくり時間を掛けています。大きな話し合いは年に1回ですが、その中で新規加入者や今後の方針を協議します。

また、イベントや行事の企画・準備・運営も手作りで行うので、みんなで協力しています。
ただ、子どもの成長をそばで見ていられる時間は、何物にも変え難い幸せな瞬間なので、大変さを感じる事はあまりないです。

子どもって奇想天外で見てて飽きないですよ。

おなかすいたー!おべんとうはここでたべよ~

<おなかすいたー!おべんとうはここでたべよ~>



保育士さんが居なくて不安な事はありますか?


それが、全く無いんですよ。

参加し始めた当初はその不安もありましたが、子どもは子ども同士遊びながら、危険な事や痛みを覚えて自然に育っていくということを、思い知らされました。

意外な事に、おひさまの卒業生たちは集中力に長けている子が多く、小学校に上がった後、先生に褒められる子が多いんですよ。
みんな机に向かう事が真新しいのか、授業も熱心で、先生の話も人一倍聞くらしいです。


菊地さんにとって「保育」とは?


自分の子どもの良い所って、いつも一緒に居ても分からないものです。

他のママから教えてもらって初めて気づくことがとても多いです。

おひさまの会は当番制で見守りをしているので、子どもたちの変化や成長をすごく間近で感じる事が出来ます。
先週出来なかった事が出来るようになった、顔つきが変わった、転んでも泣かなくなった…など子ども達自身が大きくなろうとしているのを、出来るだけ邪魔しないようにするのが、保育なのかなと思っています。


最後に…「夢」を聞かせてください


夢という感じでは無いですが、想いとしては次世代へ活動のバトンを繋ぐ事です。

おひさまの会が始まってもう40年近く経ちますが、血縁関係も無い人々が「子どもへの想い」を軸に活動を継続させてきました。これってすごい事だと思います。
自主保育を知らない親御さんも、一度活動を子どもと一緒に見に来てほしいです。



ワイルドで元気いっぱい、喜怒哀楽を色濃く表現し、全力で「今」を楽しんで遊び倒しているなぁという感じを受けました。

おひさまの会のみなさん、ありがとうございました!

どんな活動なのか関心を持たれた方は、こちらのリンク先をご覧くださいね。


おひさまの会
広報 菊地
http://ohisamanokai.blog119.fc2.com/
お問い合わせはホームページの「Contact us」からお願いします。

子どもが遊んでいる様子の写真