【あそびの庭】講座8 こどものつまずきに気付き、寄り添うためには?
- 配信期間
- 2024年4月1日(月)00:00 ~ 2025年3月31日(月)24:00
- 場所
- オンデマンド
- 参加費など
- 個人 ¥8,000/全6回、園 ¥30,000/全6回
内容
保育現場で働く作業療法士の存在を耳にすることが増えてきたように思います。
日々こどもとともに過ごし、遊びと生活を中心に環境を通して人格形成の基礎を育みます。作業療法士は、運動機能や感覚機能、認知や高次脳機能や環境面など、いくつもの要素からこどもを分析的に捉え、科学的根拠を基に支援をします。遊びと生活におけるつまずきや困難を抱えるこどもに寄り添う支援です。
保育現場では、遊びと療育と切り分けずに生活の中で支援も営まれていきます。こどもは、身近にいる大人に、自分を知り心を通じ合わせられる、そういう専門性を求めているように思うのです。保育者がすべての専門性を身につけることはできませんが、専門性を持ち寄り、こどもを捉える多様な視点を養うことはできます。
学び手が実感を伴って、こどものつまずきに気が付ける講義をしてくださる荻野先生をお招きして、ともに学びたいと思います。
各回の内容
・第1回 生活習慣や利便性の変化とこどもの発達
・第2回 こどもの苦手や不器用とは?〜その原因について〜
・第3回 運動が苦手なこども、そこにある課題
・第4回 生活できる力を育てる方法
・第5回 自分で進んで行動できているだろうか?
・第6回 こどもとの関わり方、言葉の伝え方
講師プロフィール
荻野圭司(おぎのけいじ)
作業療法士。多機能型事業所ひまわりコパンの杜管理者兼児童発達支援管理責任者。医療法人ひまわり会札樽病院リハビリテーション療法部課長。現在、児童の支援や保護者との相談業務、学校等への訪問支援に携わっている。
著書に『発達が気になる子への学校における合理的配慮』(中央法規出版)等。
あそびの庭保育研修について
あそびの庭は、保育者のためのオンライン研修。いつでも、どこでも、何度でも視聴可能です。保育の専門性を楽しく学び、身につけていくための学びの場です。
2024年度は全12講座配信予定。
主体性や安心、自由などの保育の基盤部分を、具体的な実践と結びつけて深く学ぶことができる内容となっています。急速な人口減少、不適切保育等のメディアや保護者からの要請で、保育内容の丁寧な説明が求められる場面が増えてきている今、改めて保育の基盤になる部分を学び、語り合うための言葉を見つけ、共通の基盤で学び合いましょう。
概要
配信方法:オンデマンド配信 全6回(1回40分)
配信期間:2024年4月〜2025年3月末
受講方法:申し込み完了後、何度でも視聴可能
参加費:個人 ¥8,000、園 ¥30,000
全視聴プランについて
あそびの庭で配信している全12講座が受講できるリーズナブルな「全視聴プラン」。どの講座も2025年3月末まで繰り返し視聴できるので、気になることや身につけたいことを、じっくり理解し実践することができます。園内研修や新人研修、園の共通の学びの土台にご活用ください。
申込締切
視聴期間内(2025年3月末まで)であれば、お申し込み可能。
主催者
庭株式会社
私たちは、札幌にある庭ビルを拠点に編集や出版をはじめ、乳幼児教育に携わる方々への研修事業をしています。屋号の「庭」は、人間にとっての暮らしの拠点。人と動植物の環を結び、命を支える空間。野生と戯れ遊ぶ中で立ち現れてくる人間の営みであり、こどもたちにとっての豊かな学びと遊びの場でもありましょう。私たちは、自ら考え、手を動かし、つくり育ててみる。そんな営みが好きなのです。土に触れるように、言葉に触れる。土を耕すように、言葉を耕す。種を播くように、言葉の種を播く。そんなことを、乳幼児教育に携わる方々とともにできたらいいなぁと考えています。