「お腹の中にいる赤ちゃんから大人まで楽しめる」絵本ナビ代表 金柿さんの考える絵本の魅力と可能性<後編>
それぞれの事業を通して目指すこと、実現していきたい社会とは?
絵本選びを義務から楽しみに、子育てをもっと楽しく、そしてパパが絵本を読みに早く家に帰ってくる社会を実現していきたいです。
満員電車に揺られる大人を子どもたちが見て、「大人になりたくない…」と思うのではなく、いろいろ大変だけど大人って面白いよ。というメッセージを子どもたちに伝えていきたい。
うちのお父さん、絵本読んでる時めちゃくちゃ楽しそう!って子どもが思える社会ってすてきですね!
子どもの為に、というのはもちろんだけど、そこに関わる大人たちが楽しくなるようにする事も、大切だと思います。
そうですよね。子どもたちの育ちを保つためには、大人が子どもの視点、子どもに近づけるきっかけをたくさん生み出すことが重要だと私も感じます。
絵本ナビは今後、絵本に関する様々な記事も充実させていく予定です。
Hoiclue♪とのコラボレーションも出来ると面白いですね。
*金柿秀幸:株式会社絵本ナビ 代表取締役社長/NPO法人ファザーリング・ジャパン初代理事。大手シンクタンクにてシステムエンジニア(SE)として、連日残業続きの働きマンだったが、愛娘の誕生をきっかけに仕事一筋の生き方を見直す。会社を退職し育児に専念する中で、絵本選びの難しさを解消するwebサイトを作り始める。2001年法人設立、2002年絵本ナビをオープン。2003年父親による絵本のおはなし会「パパ’s絵本プロジェクト」を結成し全国で展開中。中学生になった娘とは、今でも絵本の話で盛り上がる、イクメンの先駆者。
*雨宮みなみ:こども法人キッズカラー代表。中学生時の職業体験で保育の楽しさに魅了され、保育士になる事だけを目指し20歳で保育園に就職。保育の現場で感じた保育士の不安や負担を楽しさに繋げたい、という想いから2010年に会社を設立。同年HoiClue♪をスタート。2014年に第一子を出産し、子どもと絵本を読むのが楽しみで仕方がない。
(文/撮影/編集:中川真弓)