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第2回 子どもの遊びって何だろう?

関戸博樹
みなさん、こんにちは。

今回は、私が子どもの遊びをどのように捉え、どのように支える必要があると考えているか、ということについて書いていきたいと思います。

まずは、私がある講座準備のために、プレーパークで子どもたちの遊びを記録していた際遭遇したエピソードを紹介します。
幼児3人が鬼ごっこをしようとしていて、じゃんけんで鬼を決めていた時のこと。

途中でAくんが、「BとCの2人でやって」とじゃんけんから抜けてしまいました。
BくんとCくんの2人は特に文句も言わずにじゃんけんを再開し、たまたまアイコに。
するとAくんが、「次はBはチョキ出して!Cはパー出して!」と言い出しました。

BくんとCくんはその通りにじゃんけんをし、当然ですがCくんが鬼に決まり、3人満面の笑みで鬼ごっこが始まったのです。

これはすごいものを見せてもらったなぁと思いました。前回も、「遊びの専門家は子ども自身」と書きましたが、事例からもわかるように、遊ぶという行為は子ども自らのやってみたいという意欲から始まり、そして、子ども自身で遊び方を決めて展開していきます。

つまりは遊んでいる内にどんどん自在に変化する、大人の道理や常識が通用しない世界なのです。

上記の事例、もし大人が交じっていたらこのような展開にはならずに、きっと「えっ、Aくんもじゃんけんしようよ!」と声かけをしてしまっていたことでしょう。

子どもはまだ1人ではできないことも多く、生活の中で大人は自然と子どもを支援の対象として見てしまいがちです。また、楽しく遊べるようにという想いの元、次々と遊びを提案したり、遊び方を主導したり、仲良く遊べるように仲裁に入ったりすることも多いと思いますが、「やってあげる」支え方だけではその子自身の持つ力を最大限引き出すことは難しいのではないかと思います。なぜなら、子どもが常に受身となってしまう可能性が高いからです。

遊びを子ども自身のものとして捉え直すと、大人の関わり方も変化していきます。

例えば、子どもが今の環境下で何の遊びをどんな風にしているかを観察すると、これまで気づかなかった子どもたちなりの遊びの流行り廃りが見えてきて、もっと面白く環境を変化させる工夫がしやすくなったり、遊びがきっかけで起きた子ども同士のトラブルなどにも、大人が一歩引いて見守ることが、実は当人同士が納得するためのやりとりを十分にさせてあげられることにつながったりするのです。

大切なことは、「やってあげる」以外の支え方も同時に選択肢にあり、状況に応じて対処していくということ。

関わり方にこれといった正解はないため難しいのですが、子どもの遊びに関わる專門職として、子どもが自ら遊ぶ力を奪っていないかを常に振り返る力が求められるのではないかと思います。

予告

「なぜ自由に遊ぶことがいいの?(仮)」。遊びとは、子どもが自分の人生の主人公として輝くためになくてはならないもの。意欲の芽を摘まずに自由に遊ぶ子ども時代の大切さについて書きたいと思っています。お楽しみに☆

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