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保育環境を構成する「8つの要素」ってなに?〜書籍/学びを支える保育環境づくり〜

新 幼児と保育
掲載日:2017/09/07
保育環境を構成する「8つの要素」ってなに?〜書籍/学びを支える保育環境づくり〜


書籍「学びを支える保育環境づくり 〜幼稚園・保育園・認定こども園の環境構成〜」(著:高山静子)より、全4回にわたり、学びを支える保育環境づくりについてご紹介します。

第2回目は、「保育環境を構成する要素」について。



保育環境を構成する8つの要素

1、人

人は環境の重要な要素のひとつ。
表情、動き方、話し方など、その人が醸し出す雰囲気が場の空気をつくります。
保育者の服の色や柄なども、子どもの活動に影響を与えます。

2、自然

園庭で走り回ったり遊んだりしている子どもの写真

認定こども園こどものもり(埼玉・松伏町)

室内でも園庭でも、人工物と自然物の割合、自然物の質と量が子どもの経験を左右します。乳幼児期にはできるだけ多く自然に触れることができるように環境をつくります。

3、物

木造りのおもちゃのある教室の写真

認定こども園こどものもり(埼玉・松伏町)

物は子どもの手の届く場に置かれていることが必要です。準備された遊びの素材の質や量が、子どもの遊びを左右します。

4、情報(刺激の量)

木造りの家具や壁のある教室の写真


保育室内は色・形・動きや音などの目や耳への刺激が、家庭よりも多くなりがちです。写真はなごみこども園(静岡・浜松市)の乳児クラス。視覚刺激に配慮があります。