【保健コラム】歯についた見えない汚れが見えるおもしろ実験〜1年を通した虫歯予防実践<第2弾>〜
歯みがきは毎日の積み重ねですが…
どうしても意識が薄れがちになってしまったり、歯磨きが面倒になってしまったり。
そんな時に、遊びながら歯みがきの大切さを思い出せるおもしろ実験をご紹介!
材料
・牛乳パック
・割りばし
・歯の染め出し液
使うもの
・歯ブラシ(大きめのものがあればやりやすい)
・染め出し液(1,000円前後で購入できます)
・のり
・はさみ
・マジック
・水
・水を受けるバットやバケツ
下準備
裏側に割りばしを貼り付ける。

乾いたら下準備のできあがり!

実験1
1、(下準備で作った歯形を見せて…)
「ここに歯があります。この歯はきれいだと思う人?汚れがついていると思う人?」
などと聞いてみる。
2、 「本当にきれいかどうか見てみよう。それにはこのお薬を使うよ!」
と言って染め出し液を見せ、汚れがついているとそこがピンク色になる染め出し液を紹介する。
(おうちや歯医者さんで使ったことある人いる?など聞いてみても良いかも)
3、 歯形に染め出し液をかけ、その後水をかける。すると…
※この時、水を沢山かけるとのりがとけるので注意!
4、汚れがあるところがピンク色に!
「うわーすごい汚れだね。じゃあ、この歯ブラシで磨いてみよう。」
5、 磨いた後、一旦水をかけると、
「きれいに見える歯にも、汚れが残っているかもしれないからはみがきは大切なんだね。」と共有するきっかけに。
実験2
1、今度は実際に子どもたちがのりを塗った歯形で歯磨きをしてみる。
磨く時の注意点は、歯ブラシの水気をできるだけとっておくこと。
歯みがき後に水を歯形に流すのは1回だけ。
2、さてさて、きちんと磨けているかな…?
歯形に染め出し液をつけてから水で洗い流してみてみよう!
終わりに
きれいな歯に見えても、実は目に見えない汚れがたくさんついているかもしれないことを改めて伝えましょう。
「歯磨きしたもん」と言っているぼくの歯にも汚れは残っているかも・・・
そんな歯にミュータンス菌が入ってきたら・・・どうなる?
ミュータンス菌は歯についた汚れを食べて強くなるよ。
強くなったミュータンス菌にはみんなの歯を溶かしちゃう…!
だから歯磨きや仕上げ磨きが大切なんだね、というようなことを伝えてもよいかもしれませんね。