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『チャレンジ』〜みんなが心地よい保育って?〜

野村直子
「子どもたちにチャレンジを与えていますか?」

ちょうど2歳くらいの子が、ちょっと段差があるとそちらへ走って行き、よじ登り、ジャンプする・・・
そしてそれを「やめなさい!危ないでしょ!」と追いかけて手を引いてやめさせるお母さん。
街でよく見かける光景ですね。

では、なぜ子どもはちょっとした段差をよじ登ったり、飛び降りたりするのでしょう。
『チャレンジ』〜みんなが心地よい保育って?


子どもたちは自分が簡単にできること以上のことを力試しのようにチャレンジすることが楽しいのです。
その中で、ヒヤッとしたり、ドキドキしたり、ハラハラすることが大好き。
大人が「危ない」ということをわざわざやってみせるのは、そういうことです。

そこで私からの提案。
「チャレンジさせてしまいましょう!」

ちょっとした段差、絶対子どもたちが登りたがるようなところは、やめさせるのではなくて、そこを一緒に登ってみるのです。
もちろん本当に危険なことをしようとした時は、「そこは行かない」ということをきちんと伝えることが必要ですね。
子どもたちは、こうした危ないと感じる体験を通して、自分の身体のバランスを知るのです。

身体のバランスの良い子、よく転ぶ子、同じ年齢でも様々です。
その違いは、子どもたち自身が体験を通してだけ知ることが出来ます。
時には転びます。時には怪我もします。でも、その体験こそが大切なのですね。

子どもたちは自分の力よりも少し上のことをしたがります。簡単にできてしまうこと、いつもやっていることは、慣れてしまうと興味が薄れてきます。
心が「やってみたい」とわくわくしたり、危なっかしいことをドキドキしながら遊んだり、自分より少し上のお兄さん、お姉さんについて遊んだりすることが子どもたちの経験の枠を広げていきます。
こうしたチャレンジを含んだ遊びに没頭して遊ぶという経験こそが幼児期の子どもたちに必要なことなのです。

子どもが思う存分チャレンジできるのは、大人の存在があってこそのものです。
子どもがやることを「だめよ」と否定せず、「へただなぁ」などの評価もせず、子どものやることを全て認めて、見守るということが大切です。

自分のやることを認めてくれている、見守られている、という心の安心感が、子どもを自由にさせます。
そして、失敗しても、遠回りしても、子ども自身で決めて取り組んだチャレンジは子どもの成長の糧となることは間違いありません。

だからといって、何でもOKという訳ではありませんね。
やってほしくないことは、事前に伝えられたら伝えておくと、保育者も「だめ」と言う機会が少なくなり、子どもも伸び伸びと過ごすことができるでしょう。

ちょっと背伸びしたチャレンジは子どもを伸ばします。
それには保育者もちょっとチャレンジさせるというチャレンジが必要かもしれませんね。

「ここはぎりぎりまで見守って、危ない時は助け舟を出そう・・どこまでできるかな」・・・と見ていると、「こんなことできるんだぁ」と感心させられることがたくさんあります。

その観察を楽しんでみるのも、保育の醍醐味のひとつだと思います。

子どもが遊んでいる写真


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