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『感じるココロ』〜みんなが心地よい保育って?〜

野村直子
ある日、ひつじ雲が出ている空を見上げて、4歳の女の子が言いました。

「わ〜!うどんにのってるやつみたいっ!」

うどんにのっている、ふやけた天かすのように見えたのでしょう。
思わず吹き出してしまった私はその子の顔を見て、はっとしました。
その子にとって、それは発見だったのです。

変なこと言ったかな・・というような表情になっていたその子に、「ほんとだね〜よく見つけたね〜」と言うと、ちょっと恥ずかしそうにしながらも、少し得意気な顔になりました。

子どもたちにとって、自然のなかでは発見の連続です。
頬をなでる風に心地よく感じ、突然近くで鳴いた鳥の声に驚き、姿を探す・・
0歳児の子も自然の中に身を置くだけで、これだけの刺激があります。

真っ赤な夕焼け空やカラフルな蜘蛛の色に見とれたり、みみずの感触を楽しんだり、桜の実の渋さに顔をしかめたり、ドクダミの花を摘んでそのにおいの強さに気づいたり・・・

自然のなかで出会う色、感触、におい、味から、子どもたちはたくさんの不思議を感じ、たくさんの感動を感じます。

子ども二人で遊んでいる写真


みなさんは、自然と聞くとどんな自然を思い浮かべますか?

壮大なアルプスの山のような、大自然を思い浮かべる人。
原始の森の様な、うっそうとした濃い木々に囲まれた自然を思い浮かべる人。
道端に咲く小さな名前もしらないような花を思い浮かべる人。

人それぞれ様々なイメージがあるでしょう。

自然には、美しい景色など人の心を癒してくれる様な優しい姿、
寒い冬に指先がビリビリしびれて涙が出そうになる様な厳しい姿、
突然襲われる雷雨のような、身の危険すら感じる様な姿など、
様々な姿があります。
その自然の中で、様々な発見と感動と驚きを感じることが大切なのです。

レイチェルカーソンという海洋学者が書いた「センスオブワンダー」という本の一節に、
『知ることは、感じることの半分も重要ではない』
という言葉が書かれています。

心が動かされる様な体験をすること・・
花の名前や虫の名前よりも、「きれいな花だなぁ」「面白い形の虫だなぁ」と感じることが大切なのです。
不思議だな〜と思う感覚が、その次の“知る”という学びの原動力となるのではないでしょうか。

子どもたちは、私たち大人が見ていないところでも、日々発見し、感動しています。
保育者がその発見に気づき、感動に寄り添い、共感することで、子どもたちは自分の感覚を大切にするようになります。
“感じるココロ”が育つのです。

自然のなかで感じる様々なことに共感し、私たち保育者も一緒に発見したり感動したりすることが大切なのです。
そしてその為には、保育者自身も自然のなかで、自然の美しさに気づき、面白さに興味を持ち、不思議さを感じることが大切と思っています。

大人もどんどん自然の中で遊びましょう!

私たち大人が沢登りを体験していれば、子どもたちが小川を上流に歩いて行く楽しさに共感できます。
スキーやスノーボードに行って、雪の結晶に心が躍る体験をすれば、子どもたちにも雪の日に見せることが出来るでしょう。
山登りに行けば、ハチとアブの違いがわかるようになり、むやみに子どもを怖がらせることが少なくなるでしょう。

大人も体験のなかで様々な発見と感動と学びが生まれます。

そして、感じるココロが育まれていくのです。

子ども二人で覗き込んでいる写真




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