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夏野菜のヒミツ〜おもしろ実験食育クッキング〜

明田由衣
掲載日:2013/06/15
夏野菜のヒミツ〜おもしろ実験食育クッキング〜



もうすぐ夏!

旬の野菜に親しめるようなきっかけと、夏やさいを使った簡単クッキングのご紹介♪

匂い、手触り、重さ、色、味、大きさ…たくさん感じて楽しんじゃおう♪



夏野菜ってどんな野菜?

水分やミネラルがたっぷり含まれている夏野菜は、暑さでほてった体を冷やして日焼けした皮膚を回復してくれるんだって。

みんなは夏野菜を育てたりしているかな?

暑い夏においしい旬の野菜は何があるだろう?

まずはいっしょに考えてみよう!

やさいかくれんぼクイズ

1、上から手を入れる穴を開けた箱や、布をかぶせたかごのの中に野菜を入、中に入っている野菜が何かを手の感触で考えてみよう!

ツルツル?ぼこぼこ?長い?丸い?かたい?

※なすやオクラはとげがあるので、予め気になる部分は除いておくなど配慮しておいてもいかもしれません。

2、取り出して答え合わせ!

野菜の輪切りの写真

みんなが触ったもの、なんの野菜かわかったかな?

今度はその野菜の色やにおいも観察してみよう♪

半分に切ると中はどうなっているだろう?

切った断面だけでもどの野菜かわかるかな?

夏野菜にはおもしろい話もいっぱい!

トマト

トマト

トマトはその昔、毒だと思われていて、食べずに飾られていた時代があったんだって。

イタリアというなまえの国がきっかけで、食べるようになったそうです。

トマトには昆布にも含まれている(おいしさの素)の“グルタミン酸”っていう旨味成分(おいしさの素)がたっぷりつまっています。

きゅうり

きゅうり

きゅうりにはいぼがありますが、最近はいぼがあまりないきゅうりを作る育て方もあるそうです。

このいぼは、きゅうりが自分で自分の実(果肉)を守るためにあるんだって!だから、いぼが鋭く立っているほど新鮮なのです。

そして、なんときゅうりは世界で400種以上の品種があるといわれています。

冬瓜、夕顔、ゴーヤ、すいか等もきゅうりの仲間なんだよ。

とうもろこし

とうもろこし

とうもろこしのもじゃもじゃしているひげの先がネバネバしているって知っていた?

どうしてかというと、それは“花粉”がつきやすいようにしているから。

花粉がつくと(受粉すると、)黄色の粒へと成長するんだって。

だから、ひげの1本1本はとうもろこしの1粒1粒とつながっているため、ひげと粒は同じ数なのです!!

なす

なす

色は日に当たるほどあせていくけれど、なすやトマトは太陽を浴びて熟すほど色が鮮やかになるんだって。

なすを冷蔵庫のつめたーいところに数日間おいておくと、色つやが悪くなって実も固くなっていきます。

これは、寒くて「なすが風邪をひいた」ということ。

お野菜も風邪をひくんだね!

切った野菜も無駄なく使おう!

前回作った出汁を使ってお味噌汁にしたり、お漬け物を作ってごはんと一緒に食べてみてもおいしい♪

おまけ☆夏野菜たっぷりのお味噌汁

材料(1人分)

お味噌汁の写真
観察した夏野菜を使用

・なす:20g
・ズッキーニ:20g
・おくら:10g
・かつおだしとにぼしだし:100cc
・みそ:4g

作り方

1、野菜を洗って一口大に切る。なすやおくらはとげがあるので子どもたちが切る場合は気をつけましょう。

2、鍋にだし汁をいれ野菜を煮る。

3、野菜に火が通ったらみそをとき入れひと煮立ちさせて、できあがり♪