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『想い』〜みんなが心地よい保育って?〜

「あなたの想いは何ですか?」

私の想いは、多くの子どもたちがありのままを認められ、自然に育つこと。

子どもたちはもともと自分の意見を持っています。

「おなかすいた〜」
「これがやりたい!」
「これがすき」「あれがきらい」・・・

でもいつしかそれを言わない、言えない、わからない・・ようになることも。

もしも、子ども一人ひとりの意見や考えを尊重されたら、どんなに個性的に育つでしょう。
その自分の個性を生かし、自分で考え、やりたい事に何でもチャレンジできるようになったら、どんな大人になるのでしょう。
自分を受け入れてもらう(認めてもらう)と、他人のことも受け入れられるようになります。
すると、みんなが心地よく過ごせるようになるのではないでしょうか?

でも、保育の現場はそんなに甘くはありませんね・・
大勢の子どもをまとめるのに必死な人もいるでしょう。
保育の行事に追われている人もいるでしょう。
そこに、その「想い」を取り込むだなんて、とんでもない!と思うかもしれません。だって、子どもたち一人ひとりを尊重して、自由にしていたらクラスが破綻しますよね。

でもそれは、考え方、やり方ひとつなのです。

『森のようちえん』では、毎日自然の中で子どもたちが主体となって自由に過ごします。子どもたち一人ひとりが自分のやりたい遊びし、また友だちがやりたいことを認めながら過ごすのです。

今の保育園では無理だよ・・という声が聞こえてきそうですが、
子どもたちが主体に保育をすることは、実は保育士にとって、とても楽しいことで、子どもたちにとっても、楽しいことなのです。

例えば、“右を向いている子どもを無理矢理左に向ける”ということ程大変で、エネルギーが必要なことはありません。
子どもたちが左に向きたくなる様な、投げ掛けや言葉掛けをすることの方が楽で、何と言っても楽しいのです!

「なんで言うこと聞かないの?!」「どうしたらちゃんとしてくれるの?!」というような、子どもたちへネガティブなエネルギーを投げること無く、
「今、子どもたちは何に興味をもっているのかな?」
「今、子どもたちにどんな投げかけをしたら、次のことに移るかな?」

など、子どもたちを真ん中において考えられるのです。
自分たちの“想い”を真正面から受け止めてくれる・・そんな人が側にいるって幸せなことですよね。

“子どもの想い”を正面から受け止めるのが、大変な時もあります。
そんな時、保育を支えてくれるのが、“あなたの想い”なのです。

新学期がスタートし、落ち着くか落ち着かないかのこの頃に考えてみてください。「どんなことを子どもたちに伝えたいですか?」「どんな大人になってほしいですか?」・・・

「あなたの想いはなんですか?」

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  • 専門家 野村 直子
  • 専門家 野村 直子(森のようちえん Little Tree 代表、横浜市認定家庭的保育室 もあな・ちいさな木 園長、森のようちえん全国ネットワーク運営委員)

私立保育園の保育士、カナダでのチャイルドケアーセンター、インターナショナルスクールなどの国内外での保育経験と、北海道での自然ガイド、自然学校でのキャンプディレクターとしての自然体験活動など・・子どもと自然に関わり17年。その経験を生かし保育室園長の傍ら、指導者向けワークショップなどを通して「森のようちえん」を伝えている。

“子どもたちの持っている力に驚く毎日を送ってもらるよう、コラムでは、自然の中で自然に子どもを育み、大人も育つ「森のようちえん」という子育て(保育)を元にした大人の関わり方をメインに書かせて頂こうと思っています。
大人も子どもも個性があって当然。その個性を認め合い、みんなが「ありのまま」でいられる場づくりのお手伝いができればと思っています。”

URL :
森のようちえん Little Tree横浜市認定家庭的保育室 もあな・ちいさな木
専門家とは?
工作家、看護師、管理栄養士など、専門的な分野でお仕事をしながら、ほいくるに専門的なコンテンツを連載している専門家さんの記事。
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