にぎにぎホイル遊び〜さまざまな発達の楽しみ方〜
自分の手指を動かして、球や棒といった形ができることそのものを楽しむ子もいれば、それを見立ててイメージを楽しむ子もいます。分解して、素材を探索している子もいます。こんなふうに、ひとつの素材に対して、子どもたちは自分の興味関心や発達に合わせて、それぞれの遊び方を楽しみます。
アルミホイルを丸めたり、ねじったりして、それぞれの「面白い」を楽しもう!
材料
アルミホイル
遊び方
アルミホイルを適当な大きさに何枚も切っておく。

丸める・ねじる
アルミホイルを丸めたり、ねじったりして、色々な形を作ってみる。

丸めて棒にしたり…

ねじって棒にもなる。

アルミホイルをアルミホイルで包むのも面白い。

見立てる
できた形がおにぎりとお皿に見えて、見立て遊びをする子も。

できた形で遊ぶ
できた形を使って、輪っかに球を入れても楽しい。

分解してみる
ひとしきり遊び終わると、今度は一枚一枚アルミホイルを剥がして、分解してみる。

そのままの素材を楽しむ
園庭に持っていくと、長さをそのまま楽しむ子や、長さを活かして遊ぶ子も。


ポイント
今回の遊びは、同じ素材に対して、子どもたちひとりひとりの遊び方が違うこと、そして素材が変化することの面白さがあります。
大切なことは、そのひとりひとりの「面白い」に保育者が寄り添うこと。それはひとりひとりの興味に寄り添うことでもあり、育ちに寄り添うことでもあります。子ども同士の遊び方を比べず、焦らず、ゆっくり遊びを楽しんでくださいね。
矢生秀仁