保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]by 小学館

にぎにぎホイル遊び〜さまざまな発達の楽しみ方〜

矢生秀仁
掲載日:2025/12/24
にぎにぎホイル遊び〜さまざまな発達の楽しみ方〜
今回紹介するのは、同じ素材に対して、子どもたちひとりひとりの遊び方が違うこと、そして素材が変化することの面白さがつまった遊びです。

自分の手指を動かして、球や棒といった形ができることそのものを楽しむ子もいれば、それを見立ててイメージを楽しむ子もいます。分解して、素材を探索している子もいます。こんなふうに、ひとつの素材に対して、子どもたちは自分の興味関心や発達に合わせて、それぞれの遊び方を楽しみます。

アルミホイルを丸めたり、ねじったりして、それぞれの「面白い」を楽しもう!

材料

アルミホイル

遊び方

アルミホイルを適当な大きさに何枚も切っておく。



丸める・ねじる

アルミホイルを丸めたり、ねじったりして、色々な形を作ってみる。

丸めて棒にしたり…

ねじって棒にもなる。

アルミホイルをアルミホイルで包むのも面白い。



見立てる

できた形がおにぎりとお皿に見えて、見立て遊びをする子も。



できた形で遊ぶ

できた形を使って、輪っかに球を入れても楽しい。



分解してみる

ひとしきり遊び終わると、今度は一枚一枚アルミホイルを剥がして、分解してみる。



そのままの素材を楽しむ

園庭に持っていくと、長さをそのまま楽しむ子や、長さを活かして遊ぶ子も。


ポイント

今回の遊びは、同じ素材に対して、子どもたちひとりひとりの遊び方が違うこと、そして素材が変化することの面白さがあります。

大切なことは、そのひとりひとりの「面白い」に保育者が寄り添うこと。それはひとりひとりの興味に寄り添うことでもあり、育ちに寄り添うことでもあります。子ども同士の遊び方を比べず、焦らず、ゆっくり遊びを楽しんでくださいね。