『ちょうどいい』空間(東京都文京区ーお茶の水女子大学こども園)

ー 子どもたちとの日々の暮らしのなかにある“モノ” や “場(空間)”に焦点をあてて、そのひと場面をめぐっていく企画より。
『ちょうどいい』空間
4歳児のクラスには畳が4枚あります。はじめは4枚を同じ空間に並べてままごとコーナーを作っていたのですが、どうも今のクラスの人たちにはその空間への魅力が欠けるのか、あまり遊びが盛り上がっていませんでした。
そこで、2枚は元あったままごとコーナーに残し、もう2枚はソファを設置している場に移動してみました。すると、それぞれの場でじっくりと遊び出す姿が増えていきます。
「おかえり!」の声が聞こえてきたソファのスペースには、畳を介した玄関に上履きが並べておいてあり、温かみのあるごっこ遊びの風景が広がっていました。
ままごとコーナーでは、生き物のぬいぐるみを並べ、その向かいには椅子も並びます。これから動物園のエサやりショーが始まるとのこと!「もう始まるからねー!」と元気に宣伝していました。
どちらもこじんまりとした空間ですが、子どもたちにとっての『ちょうどいい』や落ち着く広さというのがあるのでしょうか。
テーマ:自分の世界でのびのび、じっくり遊べる・過ごせる環境や工夫