アレンジ伝承あそび!おはじきで遊ぶミニカーリング〜素材/おはじき〜

今回は、おはじき遊びをアレンジした「ミニカーリング」をご紹介します。シンプルなルールなのに奥が深く、「もう1回!」と夢中になってしまうかも。保育参観などで、大人と子どもで一緒にシートを作ったり、ゲームで対戦しても楽しいですよ。
材料
- 白い紙(画用紙など)
- おはじき
使うもの
- 鉛筆
- 定規
- コンパス
- 色を塗る画材(カラーペン・クレヨンなど)
作り方
1. まず、白い紙の上に20cm四方の正方形を描きます。縦横の中心に線を引き、正方形の中心を割り出します。
「1」「2」の作業は子どものようすに合わせて、大人と子どもで一緒に行うなど工夫してください。
2. コンパスを使い正方形の中心から、半径2cm・4cm・6cm・8cmの円を描きます。
3. 半径2cmの円と半径4cmの円の間を赤に、半径6cmの円と半径8cmの円の間を青に塗ります。子どもたちに塗ってもらう場合、多少はみ出してもOKです!これでシートが完成しました!
おはじきを動かしてみよう
1. おはじきの遊びに馴染みのない子どもたちも多いと思います。そこでゲームを始める前に、おはじきを動かして遊んでみましょう。
まずは「スライド」させて動かしてみます。人差し指でおはじきを動かしたい方向の逆にスライドさせたら…
2. 動かしたい方向にスライドさせながら、おはじきから指を離します。
3. 次に指を「はじいて」おはじきを動かしてみます。親指と人差し指を「OK」の形に丸くさせて…
4. 人差し指を弾いて、おはじきを動かします。何度か練習してみましょう。
「ミニカーリング」を楽しもう!
練習ができたら、ミニカーリングのゲームをスタートしましょう!
まず、ルールを説明します。カーリングのルールを元に、簡単なルールを考えてみました。
- 1対1で対決します。
- おはじきは1人4つ使います。
- おはじきは正方形の外から、動かします。
- ジャンケンで順番を決めます。
- おはじきを交互に動かし、お互い手元のおはじきが無くなったとき、より中心に近いところにおはじきがある人が、勝ちです。
ルールが分かったら、ジャンケンで勝ったプレイヤーから、ゲームスタート!中心に向けて、おはじきを動かします。
次は相手のプレイヤーが、おはじきを動かします。相手のプレイヤー(緑)の方が、中心に近い場所におはじきを動かすことができました。
次は黄色のプレイヤーの番です。相手のおはじきに自分のおはじきを当て、弾き飛ばして場所を入れ替えるのもOKです!
両プレイヤーの手元のおはじきが無くなったら、シートを見てみましょう。いい勝負ですが、より中心に近い、緑のプレイヤーの勝ちです!
ポイント
- 「カーリング」という競技を初めて耳にする子もいるかもしれません。冬のオリンピックで、日本の選手も活躍している競技であること。本当は氷の上で、重いストーンをブラシでコントロールし、進めるゲームであることを紹介しても良いでしょう。
- おはじきの数を増減させたり、四方から4人のプレイヤーでゲームすることもできます。ルールを自由に工夫しながら、遊んでみてください。トーナメント戦や、大会を開いてみても楽しそうです。
- 参考:[【カーリング】「ヤップ」「イエス」は「掃け」/あす決勝まだ間に合うルール講座]の記事はこちら。
※注意事項
- おはじきは誤飲の可能性があるので、口には入れない約束事をしたり、小さい子がいる場では出さないようにする、片付けを徹底するなどして、安全面には充分配慮して遊んでください。
- ガラスでできているものが多いので、使用中や使用後には割れていないか確認してください。