しぜんの国保育園 園長美和さんのわっしょい日記Ⅲ (第一回)「春のひかり。まぶしい出会い」

今年度も引き続き、わっしょい日記を書かせて頂くことになりました。本当にありがとうございます。今年も悩みながら、なりたい自分になれないもどかしさを感じながら、子どもたちと保育者のみんなと暮らす愛すべき日々を描いていけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。
さて、保育園は卒園式を迎え、そこから進級の移行時期に入り、そのまま入園式に向かいます。今日は4月1日。入園式の日でした。しぜんの国の入園式はひとりひとりの名前を大切に呼んでいます。みんなが今ここにいることを祝福したい、そんな気持ちで場に立たせてもらっています。
年長児や退職する保育者との別れの季節に切なくなりながらも、新しい出会いもうれしい。そんな気持ちのグラデーションが心を彩ります。複雑な心模様、大人も心もゆらゆらして、大人の声が大きくなったり、ネガティブな声も届いたり、でも、こどもとの話で大笑いしたり。ままならない日々をそのまま、そのまま感じて、ちゃんと傷ついて、考えて、美味しいお菓子を食べたり、週末にはお酒を飲んだりして、向き合ったりそらしたりしながら生きていきたいと強く思うのです。
新学期、たくさんこどもたちと遊んで、保育者とも家族の皆さんともたくさん話せる自分でいられるように。4月の園のテーマは「春のひかり。まぶしい出会い」です。
ー このコラムは『しぜんの国保育園 園長美和さんのわっしょい日記Ⅲ』の連載第一回です。
このコラムの連載
しぜんの国保育園 園長美和さんのわっしょい日記(第一回)「ゆらゆら期の私たち」
年度末を迎え、折り重なるように新年度に向かう4月。私たちはこの時期を「ゆらゆら期」と捉え子どもたちとの時を積み重ねる。子どもたち一人ひとりの想いや表現を慎重に捉えながら、しぜんの国保育園の暮らしが子どもたちの身体に馴染むように意識をする。この意識はそれぞれのご家族とも分かち合い、この時期を過ごす。
先日、エントランスで1歳児クラスのお父さんが「絶賛ゆらゆら期っす」と話してくれた。笑顔で話してくれているものの心配だろうな、とも思いを寄せる。子どもの心、保育の心、親心、私はその三つの心をいつも、自分の中で多面的に見つめないといけないと思う。
「自分たちはいい保育をしているんだ」と、独りよがりにならないように。
先日、エントランスで1歳児クラスのお父さんが「絶賛ゆらゆら期っす」と話してくれた。笑顔で話してくれているものの心配だろうな、とも思いを寄せる。子どもの心、保育の心、親心、私はその三つの心をいつも、自分の中で多面的に見つめないといけないと思う。
「自分たちはいい保育をしているんだ」と、独りよがりにならないように。
しぜんの国保育園 園長美和さんのわっしょい日記Ⅱ(第一回)「わわわっと2024年がスタート」
わっ!という間に2024年度がスタート。卒園と入園が同時に交差するのが、保育園という場の特性。よしっと踏ん張って、笑いたい。燃えないゴミを出すのを忘れたり(2週間に1回・・・)、冷蔵庫の野菜をダメにしてしまったりしながら、なんだかんだで、日々が進んでいく。でも、朝早く起きて、子どもたちと会えると思うと、なんだか心がゆっくりと起き上がってくる。