まるごとみかんのゼリーを作ってみよう〜素材/みかん〜
中身のゼリーも、みかんの実を絞ったジュースから作ります。
見て楽しく、食べて美味しいゼリーが出来上がりますよ。
使う素材は…「みかん」です。
エピソード
年始に帰省した時、母が作ったおせちの中に、柚子の皮をくり抜いた器に、なますを詰めたものがありました。
とても可愛いかったので、私も柑橘の皮をくり抜いて、何かを作ってみたくなり、ちょうど家にみかんがあったので、皮を器に、果実を絞ってジュースにして、みかんのゼリーを作ってみました。とても美味しく、かわいいゼリーが出来上がります。
器を作るために皮と実を剥がす作業や、みかんからジュースを絞る作業は、子どもたちのようすに合わせて一緒に行ってみましょう。楽しい体験になると思います。
材料
【ゼリー 3つ分】
- みかん(器・ジュース用) Mサイズ3個
- みかん(追加のジュース用) Mサイズ2〜3個
※合計200mlのみかんジュースを使用します。
-
砂糖 15-20g
ゼラチン 5g
※砂糖の量は、みかんの甘さに応じて調整してください。
※数を多く作る場合は、追加のジュースは市販のみかんジュースを使うと手間が省けます。その場合、砂糖の量は少なめにしてください。
使うもの
- 小さめのナイフ
※ナイフを使う工程は安全面に配慮し、子どもの姿に合わせて大人が行ってください。 - スプーン
- ボウル
- ざる
- 木べら
- おたま
- タッパー
- トレイ
- バット
- 鍋
- 計量カップ
作り方
1. 器にするみかんを用意します。
2. 器を作ります。片手でナイフを持ち、ナイフの先端を、みかんの皮の半分より少し上の部分に刺します。もう片方の手でみかんをクルクルと回し、ナイフを一周させます。
3. ゆっくりと皮を剥がします。この剥がしたヘタ付きの皮は、器の蓋になります。
4. スプーンの持ち手をみかんの皮と果実の間に差し込み、一周させて、皮と果実の間のスジをはがします。
5. スプーンで、みかんの果実を引き出すと…
6. きれいに皮と果実に分かれます。この皮の部分が器になります。
7. みかんから器ができました!器をじっくり観察してみましょう。これからこのお皿でゼリーを作りますが、他にも何を入れたら美味しそうか、話し合ってみても楽しいですね。
8. 今度は、ジュースを作ります。ボウルの上にざるを置き、その上にみかんの果実を乗せます。
9. スプーンでギュッギュとつぶし、ジュースを搾り出します。
10. ジュースが出てこなくなったら、軽量カップに移して測ります。100mlのジュースができました。
この時、子どもたちに少しだけ味見をしてもらってもいいでしょう。どんな味がするかな?みかんを普通に食べるのと違う?など問いかけてみるのもいいですね。
11. みかんの器3つ分に対して、200mlのジュースが必要です。足りない分は、他のみかんを追加で絞り、200mlにしましょう。数を多く作る場合は、市販のみかんジュースを追加しても良いでしょう。その場合、砂糖の量を少なめにしてください。
12. ジュースと砂糖を小鍋に入れ、弱火にかけ、木べらで混ぜて煮溶かします。焦げないように、フツフツと沸騰している状態を保ってください。
13. 砂糖が溶けたら、一度火を止め、ゼラチンをダマにならないよう少しずつ、混ぜて溶かします。
14. 「13」の粗熱が取れたら、おたまを使って器の中に注ぎ入れます。この時バットの上に器を置いて作業します。
15. バットに入れたまま、1時間ほど冷蔵庫で冷やし固めます。蓋かラップをしてください。(分かりやすいよう、蓋を外して撮影しています)
16. 冷蔵庫から出してみて、固まっていたら完成です!固まっていなければ、30分ほど追加で冷やしてください。
17. 食べる時は、配膳の前に1つずつお皿に置き、蓋をします。
18. 蓋をしていると、普通のみかんのようです。
19. 子どもたちに、蓋を開けてもらいましょう。
みかんの器と、美味しそうなゼリーに、わぁっと喜んでくれるはず!
ポイント
- みかんジュースにレモン汁を少し加えても、酸味が増して美味しくなります。
- ゼリーの上に、ミントの葉をのせて、お店のようにおしゃれにしても良いですね。
- みかんの酸味で肌が痒くなることがあるので、子ども姿に合わせて手や口の周りを洗うなどしてください。