スイカのしましまは、どんな模様?イメージと実物の違いに気づくデッサンあそび〜素材/スイカ〜
イメージと実物の違いに気づく、楽しいデッサンあそびをご紹介します。
使う素材は…「スイカ」です。
エピソード
「スイカの絵を描いてください」と言われたら、どんな絵を描きますか?
緑の丸に…どんなしましまがあったっけ?
真っ直ぐ?ギザギザ?しまの色は黒?
頭の中の「スイカ」を、描いてみた後に、本物の「スイカ」を見て、それを見ながら描いてみると…
どんな違いに気づくでしょうか!?
また、描かれた絵にはどんな違いがありますか?
頭の中にあるイメージと、実際の物の間にある違いを見つけて楽しむデッサンあそびを紹介します。
材料
- スイカ
- 画用紙
使うもの
クレヨン
遊び方
1. まず、実物を見ないで、子どもたちとスイカの絵を描いてみましょう。
スイカってどんな色・形だったっけ?確か緑色で、丸い形でした。
2. どんなしましまがあったかな?
黒いしましまで…真っ直ぐか、ギザギザだったはず!
そのままのイメージを絵に描いてみましょう。
3. 絵が描けたら、本物のスイカの登場です。
さっき自分が描いたスイカと、どんな違った点があるか、気づいたことがあるか聞いてみましょう。
「まんまるじゃなくて、長い丸だった!」
「緑色は思ったより、薄い色だった!」
「しましまは、黒じゃなくて、深緑だった!」
「しましまは、てっぺんから、反対側のてっぺんに、真っ直ぐ伸びているけれど、ただ真っ直ぐじゃなくて、ボコボコしている!」
「しまとしまの間にも、模様がある!」
たくさんの気づきがあると思います。
4. 気づいたことを全部言えたら、本物のスイカを見ながら絵を描いてみましょう。
形は、長い丸。先程より少し薄めの色にしたいので、黄緑と緑を重ねてみました。
5. しましまは、黒ではなく、深緑で描いてみます。てっぺんからてっぺんへ、真っ直ぐ伸びていますが…
6. 時々ぼこぼこもあるので、ぼこぼこを1つずつ、少しずつ書き足してみます。
しまとしまの間にある、模様も描いてみます。
7. そうやって、全てのしましまが、描き終わりました。
8. 最後に、最初に描いた絵と比べてみましょう。
きっと、より本物に近い、スイカが描けていると思います。
ポイント
- このデッサンあそびの目的は、絵の上手下手ではなく、頭の中にあるイメージと、実物に違いがあるということへの、気付きを楽しんでもらうことです。
- 子どもたちの絵によく出てくる、人の顔や、手足など、また猫や犬などの生き物でも、同様のデッサンあそびが楽しめます。