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切り干し大根を作ってみよう〜素材/大根〜

吉田麻理子
掲載日:2024/01/17
切り干し大根を作ってみよう〜素材/大根〜
乾物でお馴染みの切り干し大根は、大根を切って干せば簡単に作ることができます。
大根が縮む様子を観察してみると、とても面白いですよ。

市販されている切り干し大根は拍子木切りされたものが一般的ですが、今回は半月切りで切り干し大根を作る方法をお伝えします。切る手間もあまりかからず、漬物や煮物に使うと、食感がしっかりと感じられ、美味しいです。
気温が下がる冬の、数日雨が降らない日を選んで、作ってみてください。

材料

大根


使うもの

・包丁
・干しザル
・まな板


作り方

1.  まず大根を縦半分に切り、5mmの厚さにカットします。

2.  屋根がある場所に、干しザルに並べて干します。
この時点で大根の大きさを測ったところ、75mmでした。

3.  2日目、少し縮んでいます。大きさは60mmでした。

4.  3日目、また縮みました。大きさは50mmでした。

5.  4日目、さらに小さくなりました。大きさは40mm。

6.  近くで観察してみましょう。水分がすっかり抜け、こんなにシワシワになっています。皮や筋が凸凹となり、目立ちます。
ここまでシワシワになったら完成です。まだ水分が残っている場合は、様子をみてあと1〜2日ほど干してみてください。

7.  同じくらいの大きさの大根をカットして、比べてみます。こんなに小さくなりました!

8.  美味しそうな切り干し大根が出来上がりました。
袋や容器で密閉し、日光が当たらず、湿気や熱のない場所で半年ほど常温保存可能です。
ただし、温度が上がると変色したりカビが生えたりすることがあるので、冷蔵庫の冷蔵室で保存するのも良いでしょう。

おいしい食べ方のご紹介

和風の煮物
市販の切り干し大根のように、炒め煮にしても美味しいですが、普通の大根を使うように、和風の煮物に入れていただくのもおすすめです。
我が家では、塩豚(豚の塊肉に、重量の2%の塩をまぶし、冷蔵庫に3日ほど置いたもの)と、キャベツを煮込んだものに、入れています。
切り干し大根が煮汁を吸って、とても美味しく出来上がります。

ハリハリ漬け
醤油・酢・砂糖を同量混ぜ、一度沸騰させた漬け汁に、昆布を少々入れ、その中にヒタヒタに浸かるように、 切り干し大根を漬け込みます。
一晩おけば、美味しいハリハリ漬けが出来上がりますよ。

ポイント

・きのこやにんじんなど、他の野菜も小さくカットして、乾燥する様子を観察してみても面白いです。また、リンゴの皮を干すと、甘みが凝縮された、美味しい乾燥リンゴができます。我が家では大人気です!

・生の大根・干した後の大根をかじってみる(加熱していない大根には辛味があるので、小さな子どもにはほんの少しがおすすめ)、乾いていく大根の匂いをかぐ・触るなど、色々な感覚を使って切り干し大根づくりを楽しんでみるのもいいかもしれません。