保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

ゆきだるまのチョキチョキ福笑い~切る・貼る遊び~

矢生秀仁
掲載日:2023/12/21
ゆきだるまのチョキチョキ福笑い~切る・貼る遊び~
画用紙で作るゆきだるまの「福笑い」です。
はさみで遊びながら楽しいゆきだるまを作ろう!

今回は、“いいかげんが良い加減!”というポイントも一緒にご紹介します。

材料・使うもの

・色画用紙
・はさみ
・のり


遊び方

1.  白い画用紙を切って、ゆきだるまの体と顔を作る。

2.  「1」でできた顔と体を台紙の画用紙に貼る。

3.  色画用紙を好きなように切って、顔や体パーツを作る。
はじめから目や口、顔を作ろうと考えず、色々な形を何個も切って、はさみ遊びを楽しもう。

4.  「3」で切った色々な形をならべて、ゆきだるまの手や服などをつくって貼る。

5.   できあがり。
顔のパーツを変えたり、位置を並べかえたりして、遊ぼう。


アレンジ

・ゆきだるまの土台は丸にこだわらず、色々な形で作るのもおすすめ!

・気に入った顔ができたら貼って、作品にしてもかわいい!

・福笑いは、大きめのカラー工作用紙などで作ると、紙に硬さがでて、遊びやすい!


ひでちゃんの工作ポイント!

いいかげんが良い加減!

造形や制作というと、見本通りに描かなきゃ、切らなきゃ、と思っている子どもや先生もいるかもしれません。ですが、ぜひ、今日から、その考えは捨てちゃいましょう。
なぜなら、見本とおなじように形を作るというのは、体が発達途上のこどもたちには、そもそもナンセンスなことだからです。クラスのこどもたちの数だけ、月齢差があります。そこで一定の正確さを求められたら、できない子も少なくない。そして「先生、やって。」となります。これでは、もったいないですよね。
クラスの全員が正確に上手に一定のレベルで完成することよりも、自分のありのままの線や形を、自分自身で「気に入った」と思えることが大切です。

幼児期の造形というのは「いいかげんが良い加減」がポイント!
明日からも、こどもたちと気楽に造形を楽しんでくださいね。