保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

春の草花のキーホルダー〜春をギュッと閉じ込めた製作遊び〜

水岡香
掲載日:2023/03/23
春の草花のキーホルダー〜春をギュッと閉じ込めた製作遊び〜
春になると、冬の間ぐっすり眠っていた草花が一斉に咲き出します。
「このまんま咲いたままにしたい!!」という子どもたちの声から、花や草を使ったキーホルダーを作りました。
春の植物に触れながら楽しめる、ラミネートのキーホルダー作りをご紹介します。

材料

・春の草花 (桜・菜の花・ぺんぺん草・ユキヤナギなど)
・ラミネートフィルム
・モール(リボン・毛糸でも可)

使うもの

押し花

・アイロン
・アイロン台(バスタオルでも可)
・ティッシュ

キーホルダー

・ラミネーター
・ハサミ
・スティックのり
・穴あけパンチ

作り方

1. ティッシュの上に子どもたちが摘んできた花や草を並べ、その上にさらにティッシュをかぶせる。

2. アイロンを温める。(温度は弱)
アイロン台(バスタオル)の上にティッシュに挟んだ草花を置き、優しくアイロンをかける。
桜の花びらは、焦げやすいのでアイロンを長く当てずに加減して行うのがポイント。

3. ティッシュをそっとはがす。草花をラミネートフィルムに移す。


本で押し花を作ったように、パリッときれいになりました。

4. ラミネーターを温める。
草花をラミネートフィルムに移し、ラミネートする。
※温度調節できるものであれば、低温にすると薄い花びらが焦げずにきれいに出来上がります。
※葉っぱがずれてしまってラミネートしづらい場合は、スティックのりを葉っぱや花びらの裏に少しだけ塗ると、ずれずにラミネートできます。


桜・パンジーをラミネートしてみました。
桜は花びらが薄いので、透き通っていてきれいです。


菜の花はちょっと水分が出ます…笑


ユキヤナギは小さな白い花までよく見えます。

5. ラミネート後予熱が取れたら、ハサミで好きな形に切る。

6. 穴あけパンチで穴を空けて、モールや紐を通したらできあがり!

ポイント

・植物の種類によって、葉っぱや花びらの厚みが違うので、アイロンの当て方に気をつけてください。

・アイロン、ラミネーターはやけどに十分注意を…!

・アイロン、ラミネーターで熱を加えて植物の見た目が変化していく過程を、子どもたちと見るのも楽しめそうです。

・草花を摘むときや子どもたちとの製作のときに、植物の種類を図鑑などで調べたり、じっくり植物の造りを観察したりすると、春の自然を楽しく知ることができておすすめです。

・ラミネートしたものを切らずに、植物の下に名前を書いていくと、リアルな図鑑にもなります。

・水分の多い植物は、アイロンで水分をとっても数日経つとラミネート内に植物の汁が出てくることがあります。実際に作った子はそれをじっと見て観察して楽しんでいました。(それも子どもたちとの楽しい発見ですが、腐りやすいので注意してください。)