1月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の1月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2021-2022年12/1月号ふろく「2021年度版指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・排泄のときに自分でおむつやおむつ替えマットを棚から出そうとするなど、自分なりに簡単な準備や片づけをするようになってきた。
・高月齢の子たちは、鼻水が出たことに気づいて自分で拭こうとしたり、ティッシュを保者に渡して拭いてもらっている。
・「寒いね」「暖かいね」などと、思いを言葉にしてやりとりしている。
・自分のことより友達の手伝いをしたがる子が増え、上着や帽子など渡してしまうため、「自分でとりたかった」と泣いてしまうときがある。
・友達が遊んでいる様子に興味を持ち、「かして」「入れて」など言葉のやりとりを楽しみながら遊ぶ姿が見られるようになった。
今月のねらい
養護
・保育室の温度や換気などに気をつけて、一人ひとり快適に過ごせるようにする。
・保育者に見守られながら衣服の着脱、食事など身のまわりのことを進んでしようとする。
教育
・保育者が仲立ちして「入れて」「だめよ」「いいよ」など言葉のやりとりをしながら遊ぶ。
・氷や霜柱などに触れ、冬の自然に興味を持って遊ぶ。
子育て支援
・休み明けで生活リズムが崩れやすいため、家庭と連携をとりながら子どもの様子を伝え合っていく。
・体温調節をしやすい衣服を用意してもらう。
環境構成
・室内でも体を動かせるように、肋木を使って登る、下りる、くぐる、ぶら下がるなどをくり返しできるようにする。
・落ち着いて遊べる空間や、玩具の種類や数など調節し、少人数で遊べるようにしていく。
保健衛生
・子ども同士のトラブルでは、引っかいて傷になることがある。爪が伸びていないか確認し、長いときには切ることを保護者にお願いする。
・玩具の点検などを行い、衛生的な環境を保つように心がける。