【小学館せんせいゼミナール】乳幼児の心の基盤づくり〜発達とアタッチメント入門〜<第6回>
- 開催日
- 2024年8月19日(月)
- 時間
- 19:00~20:30
- 場所
- オンライン
- 参加費など
- 【個人申込】2,500円(税込)/1名、【団体申込】7,500円(税込)/1園
内容
アタッチメントとは、乳幼児期に特定の大人と緊密な関係をもつことです。
子どもが大人にくっつくという、当然に見られる行動の質が実はその後の発達や、人生に大きな影響を及ぼします。
保育の現場でもよく耳にする言葉かと思います。
今回はアタッチメント研究の第一人者である遠藤利彦先生に、最新の知見を踏まえ、あらためてその重要性についてじっくり解説していただきます。
赤ちゃんの脳を知ることは、ヒトの不思議にふれることでもあります。
そして研究から見えてきた、本来の子育て・保育の在り方について考えていただけたらと思います。
プログラム
<第6回>
家庭と園:二つの社会的世界に生きる子ども
現代の日本においては、多くの子どもが早くから家庭と園という二つの社会的世界にまたがって生活し、成長します。二つの世界は一方で緊密に結ばれていながら、子どもにとってそれぞれ独立した異質な世界でもあり、園という集団状況で、子どもは家庭では得られないさまざまな成長の機会を得ます。
そして、そこには、家庭での親子という関係でのアタッチメントとは違ったアタッチメントの在り方が求めらます。この回では、この集団状況でのアタッチメントの在り方について説明を行い、その中で、子どもが特に園生活を基盤にどんな力を身につけることになるかについてふれます。
また、加えて、元来、ヒトという生物種における子育ては、血縁・非血縁、実に多様な他者によって支えられる「集団共同型子育て」であったことについて言及し、現代社会では、園が中核となった新しい「集団共同型子育て」の形や仕組みが求められていることについて一緒に考えてみましょう。
講師プロフィール
遠藤利彦(えんどう・としひこ)
東京大学大学院教育学研究科教授。
東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(Cedep)センター長を兼務。専門は発達心理学、感情心理学。
おもな著書に『赤ちゃんの発達とアタッチメント』(ひとなる書房)、『「情の理」論』(東京大学出版会)、『入門アタッチメント理論』(編・日本評論社)などがある。
概要
乳幼児の心の基盤づくり〜発達とアタッチメント入門〜(全6回)
<第6回> 家庭と園:二つの社会的世界に生きる子ども
日時:8月19日(月)19:00~20:30
講師:遠藤利彦先生(東京大学大学院教授)
対象:保育士、幼稚園教諭、小学校教師、保護者のほか、子育てに関心のあるどなたでもご参加いただけます。
参加方法:オンライン
参加費:
【個人申込】2,500円(税込)/1名
【団体申込】7,500円(税込)/1園
※ライブ配信日から2週間の見逃し配信付きです。
※各回ごとに独立したテーマとなりますが、全6回続けての受講をおすすめします。
申込締切
8/17(土) 18:00
「せんせいゼミナール」とは…
「せんせいゼミナール」は『教育技術』および『新 幼児と保育』を刊行してきた小学館がプロデュースする、幼保・小の保育者と教師のための研修講座シリーズです。
信頼できる専門家や実践者を講師に迎え、先生方の悩みや学びたい気持ちに寄り添う講座をお届けしていきます。
https://kyoiku.sho.jp/senseiseminar/
主催者
小学館教育編集室
小学校教師向け『教育技術』、保育者向け『新幼児と保育』ほか、種々の教育書を発行。Webメディア「みんなの教育技術」「みんなの幼児と保育」も運営しています。これまで培ってきた知見とネットワークを活かして、信頼ある専門家や実践者による講座を展開していきます。