11月の指導計画（月案）＜2歳児・保育園＞

保育園の11月の月案指導計画（月案）、2歳児編。

予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級（クラス）づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。

毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新幼児と保育』2021年10/11月号ふろく「2021年度版指導計画」よりお届けします。

前月末の子どもの姿

・鼻水が出ると自分で気づいて拭く子もいるが、保育者に声をかけられるまで拭かない子もいる。

・ジャンパーの始末をする際にハンガーを持ってきたり、保育者と一緒にファスナーをあげようとする姿が見られた。

・好きな集団遊び（だるまさんがころんだ、あぶくたった）で体の動きを止めたり、むしゃむしゃ食べるところを何回もくり返し楽しんでいた。

・お月見団子作り（小麦粉粘土）では、粉から団子に変わっていく様子やぷにゅぷにゅした感触を味わっている。

・気温の変化に応じた衣服の調節を行ったり、鼻を拭くなど、健康で快適に過ごせるようにする。

・戸外や散歩に出かけ、登る、跳ぶ、くぐるなどの体のバランスを取る動きや、全身を使った遊びを楽しむ。

・好きな絵本や紙芝居をくり返し読みながら物語の世界を広げて、ごっこ遊びや再現遊びのおもしろさを味わう。

・保護者面談を通して、日ごろの園での様子や取り組み、学びについて理解が深められるよう個々に作成したドキュメンテーションを用いて保護者に伝える。保護者の困りごとや心配ごとを一緒に考えたり、成長を実感したりして子育の意欲が高まるようにする。

・鼻水が出たらいつでも拭けるよう、子どもたちが取り出しやすい、決まった場所にティッシュ、ごみ箱、鏡を用意しておく。

・絵本や紙芝居はイメージしやすいものが登場する物語や、話のおもしろさが感じられるものを用意する。

・インフルエンザや感染症、胃腸炎などが流行する時期なので、個々の体調を把握していく。

・保育室の温度や換気に留意し、快適に過ごせるようにする。