\アンケート結果/今、子どもたちが楽しんでいる遊び
乳児さんが楽しんでいる遊び、幼児さんが楽しんでいる遊び。
室内遊びに戸外遊び。
一人で楽しむ遊びや大人数で楽しむ遊び。
みんなが知っているような遊びから、名前のない遊びまで…
アンケートを通して、子どもたちが興味を持っていること、楽しんでいること、夢中になっていることを聞いてみました!
実施期間:2020年9月29日〜2020年10月6日
回答数:55件
最近、子どもたちが興味を持っていること、楽しんでいる室内での遊びは…?
乳児さん
・シール貼り(0歳児)
・必殺出しっぱなし!(0歳児)
・なんでも玩具にしています(0歳児)
・指先遊び(1歳児)
・おままごと(1歳児)
・パズル、ダンス、玉入れごっこ、紐通し(2歳児)
遊びにまつわるエピソード
・ボールがお気に入り(0歳児)
箱の中にボールを入れると、つかまり立ちしながら中をのぞいたり、柔らかいボールは力をこめて、箱の穴に入れていました。
・狭い所に集まる(2歳児)
密がどうのこうのの問題じゃないくらい何故か密集したがる。
そして密集の輪の中に呼ばれる。何故か一緒にもみくちゃになる。
なんの遊びかは不明で、大体盛り上がりすぎて誰かが押されて転んで泣いて輪が散っていく…でもまた翌日繰り返す。
・お金あそび→お買いものごっこにつなげたい(2歳児)
お財布(紙製)も、ぼろぼろになるくらい気に入っています。今日はコインを画用紙で切り抜いていると、わたしを取り囲んで「お金、お金!」とコールしていた子どもたち。悪徳金融業者のようでした…。
幼児さん
・コオロギ観察(3歳児)
・レゴ(4歳児)
・ビーブロック、パズル(4歳児)
・カードめくり(4歳児)
・だるまさんがころんだ、転がしドッヂボール(4歳児)
・折り紙(5歳児)
遊びにまつわるエピソード
・BBQごっこ(3歳児)
夏休みにBBQをした思い出から、積み木にあみを乗せて、具材(ペットボトルキャップに新聞を挟んでカラーテープで巻いたもの)を焼く、など。
ピーマンは給食や家だと嫌いだけど、BBQだったら食べれる〜と喜ぶ子どもがいる(実際に食べないままごと世界だから)
・絵本作り(4歳児)
簡単なお話遊びを始めてから、自分たちで紙を切り、繋ぎ合わせ、自分の物語を作っています。
・木片遊び(5歳児)
つなげて迷路を作ったり、ドミノにしたり、家を作ったり、いろいろな遊びを考えて楽しんでいます。
・お祭りの屋台ごっこ(5歳児)
新聞紙、割り箸、折り紙、空き箱等で、チョコバナナ、りんごあめ、たこ焼きの屋台を作りました。今年は地域のお祭り等も軒並み中止になってしまったので、ごっこで楽しんでいます。
・お店屋さんごっこ(5歳児)
買った分だけ押せるスタンプカードを発行(台紙は白なのでいくつでも押せる)スタンプいっぱいにしたい!ハンコの上からもハンコを押さないといけないほど毎日たくさん買い物をしている。
最近、子どもたちが興味を持っていること、楽しんでいる戸外での遊びは…?
乳児さん
・砂遊び(0歳児)
・滑り台 落ち葉拾い(0歳児)
・かけっこ(1歳児)
・ダンゴムシを見つけること(1歳児)
・かけっこ、木の実集め、お料理作り(2歳児)
・石集め、虫探し、かくれんぼ、砂遊び(2歳児)
・猫になりきる 引っ張りおもちゃ(2歳児)
・盛り土の山をお尻で滑る。葉っぱでままごと(2歳児)
・フラフープでけんけんぱ、むっくりくまさん(2歳児)
・しっぽ取りゲーム(2歳児)
遊びにまつわるエピソード
・桑の実つぶし(0歳児)
熟した桑の実が下に落ちており、たまたま拾った園児が指で潰し、染まる指と出てくる汁に驚いて、何度も落ちてるものを拾っては潰していた。
・お散歩(2歳児)
いつもと違うところを通ると、柵の支柱に動物の足跡。
「なんの足跡? なんだろうね」と相談すると、「ねこ!」「さる!」と想像がふくらみました。
・自然遊びなど(2歳児)
ヤマボウシを分解してみて指が赤くなり驚く。
カメムシを砂場のカップに入れようとする、臭くなる。
かくれんぼするけど「ここだよ」って出てくる。
・追いかけっこ(2歳児)
追いかけっこをすると最後の人と追いかける大人が鉢合わせし、もう追いかけているのか、追いかけられているのかよく分からない。
・宝探しゲーム(2歳児)
遠足でやった宝探し(まつぼっくり)ゲームが大好評!
またやりたい!とのリクエストで公園にまつぼっくりをばらまいて楽しんでます!
幼児さん
・どんぐり探し、フウセンカズラのタネ探し(3歳児)
・バナナ鬼ごっこ(4歳児)
・虫さがし(4歳児)
・しっぽとり(4歳児)
・遊具を家に見立てておうちごっこ(4歳児)
・馬、鬼ごっこ、鉄棒などの遊具(5歳児)
・なわとび、ドッチボール、リレー(5歳児)
・色鬼、縄跳び、ケイドロ(5歳児)
遊びにまつわるエピソード
・泥だんご(4歳児)
壊れても何回も作り直して、戸外遊び中ずっと作ってます。
一生懸命作ってるから壊れちゃったときは悔しくて泣く姿が見られます。
・色水遊び
朝顔で作った色水にお酢を入れて色の変化を楽しんだ。その後、その水にハンドソープを入れて、カラーホイップを作りアイス屋さんごっこをした。
・とんとんとん!なんの音?のおにごっこ遊び(5歳児)
定番の音から、おならの音やコオロギの音など、自分たちで発見してごっこ遊びに取り入れています!
“子どもの遊び”について、これから自分が理解を深めていきたいなぁと思うことがあれば教えて!
この質問に対する回答は、大きく2つの傾向に分けられる内容でした。
環境について
・子どもの興味が広がる遊びや環境設定
・遊び込める環境について
・発達段階の遊びの違いやその移行の工夫、発達の違いに応じた対応
こんな時どうしよう?
・遊びが見つからない子への対応
・遊びを見守るか止めるかの線引き、何度もズルをしてしまう子の関わり方
・片付けのタイミング。丁度よい終わり方など
*
子どもたちの姿、環境、タイミング等によって興味や楽しみ方が変わったり広がったり深まったり。同じように見えて変化していたり、おもわぬ方向へ展開していったり。
子どもや私たちの日常において、とても身近な「遊び」。
今回は、そんな遊びの一部分を垣間見ることができたアンケートとなりました。
HoiClue[ほいくる]ではこれからも、たくさんの“遊び”に溢れている日常に目を向けながら、今回のアンケートを通して寄せられた「理解を深めていきたいと思うこと」についても深掘っていきたいと思っています。
どうぞ、おたのしみに…!
おまけ
さいごに、“遊び”について私自身、ハッとたくさんの気づきをもらった取材記事があるので、ここで紹介させてください◎
プレイワーカー嶋村仁志さんと「遊びってなんだ?」を考える。
毎日、あなたの隣にいる子どもたちも遊んでいると思います。
でも、そもそも「遊び」ってなんだろう。
遊びにまつわる様々な疑問について、TOKYO PLAY代表理事を務めながら、冒険遊び場のプレイワーカーでもある嶋村仁志さんと共にたっぷりと考えてみることにしました。