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【書籍紹介】3・4・5歳児の指導計画 保育園編【改訂版】

掲載日:2020/03/28
【書籍紹介】3・4・5歳児の指導計画 保育園編【改訂版】

ほいくる編集部がおすすめする、学べる一冊。
今回ご紹介するのは「3・4・5歳児の指導計画 保育園編【改訂版】」。

指導計画作成の参考になる充実した事例とともに、立案に役立つポイントも。
保育園や認定こども園で3、4、5歳を受け持つ保育者にとって、 手元にあると心づよい本です。

この書籍について

https://www.shogakukan.co.jp/books/09105086

書籍名:『3・4・5歳児の指導計画 保育園編【改訂版】』
監修:天野 珠路
出版社:小学館



こんな人におすすめ

・3、4、5歳を受け持っている(もしくはこれから受け持つ)保育士

・保育士を目指している保育学生さん


ほいくる編集部のおすすめポイント

今、求められている保育の役割と指導計画のありかた

天野珠路先生が監修し、2018年施行「保育所保育指針」に対応しているこの本。
保育指針や幼保連携型認定こども園教育・保育要領の改訂を受けて、保育に新たに求められるようになったことが解説されています。

ほかにも社会とともに変わっていく保護者のニーズ、多様化する家庭への個別の対応など…。

留意しなくてはならないことがたくさんある中で、子どもの幸せへとつながる保育を実現するためにはどんな指導計画を作っていけばいいのか。
幼児期から学童期にかけての育ちと学びへの意識をもつことも合わせ、その基本となる考え方や留意点への理解が深まります。


月案をつくる時に意識したい5つのポイント

指導計画の項目の中から「子どもの姿」「ねらい」「内容」「環境構成」「保育のふりかえりおよび自己評価」について、記す内容の選び方やまとめ方のポイントが丁寧に解説されています。
実際の園の指導計画事例もあがっていて、自身の指導計画を作るときのシュミレーションができそうです。

また「言葉を見直す 心を見直す」というコラムでは、言葉が人の心に与える影響の大きさについて改めて問いかけられます。
保育者が子どもや保護者に発する一言ひとこと、指導計画や保育記録を書くときに使う言葉。
ふだん意識せず当たり前に選んでいる言葉を振り返ってみることは、自身の保育観や子どもに対する目線を見つめ直すきっかけにもなりそうです。

年間指導計画、指導計画月案の事例が作成の参考に!

3、4、5歳、それぞれ実際の3つの園の年間指導計画、4〜 3月の指導計画月案例が紹介されています。

天野先生が解説するポイントもあわせて指導計画をつくるときの参考に。
またこれまで作成した指導計画を見直し、さらにブラッシュアップしていく上でのヒントを得られそうです。


 出版社からの内容紹介

2018年施行指針対応の指導計画実践例

2013年初版『天野珠路先生・監修 3・4・5歳児の指導計画 保育園編 』の【改訂版】。2018年施行「保育所保育指針」に対応しています。
そのため年間指導計画、指導計画月案(4月~3月)を一新。
協力3園の保育者の方が実践にもとづいて年齢別の指導計画1年分を作成しました。
天野珠路先生による「求められる保育の専門性と実践力」「指導計画の作成」「月案を立てるときの5つのポイント」「コラム 言葉を見直す 心を見直す」は、必読です。
ぜひ保育園での指導計画立案にお役立てください。認定こども園の3・4・5歳児御担当の保育者の方もご参考にしてください。

※【改訂版】につきまして
冒頭の導入、解説、コラム部分は、新指針に対応し一部加筆、修正して再構成しています。
指導計画は、『新 幼児と保育』2018年4/5月号~2019年2/3月号の別冊ふろくに掲載した内容を一部加筆、修正して再構成したものです。

書籍名:『3・4・5歳児の指導計画 保育園編【改訂版】

監修:天野 珠路
定価:本体1,100円+税
判型/ページ:AB判/96ページ

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