【書籍紹介】0・1・2歳児の担任になったら読む本 育ちの理解と指導計画【改訂版】
ほいくる編集部がおすすめする、学べる一冊。
今回ご紹介するのは「0・1・2歳児の担任になったら読む本 育ちの理解と指導計画【改訂版】」。
指導計画作成の参考になる事例とともに、乳幼児の発達と保育者の関わり方が“事典”として丁寧に解説されていて充実した内容。
0、1、2歳を受け持つ保育者にとって、手元にあると心づよい本です。
この書籍について
書籍名:『0・1・2歳児の担任になったら読む本 育ちの理解と指導計画【改訂版】』
監修:今井 和子
出版社:小学館
こんな人におすすめ
・0、1、2歳を受け持っている(もしくはこれから受け持つ)保育士
・保育士を目指している保育学生さん
ほいくる編集部のおすすめポイント
乳幼児の発達への理解が深まる
今井和子先生(「子どもとことば研究会」代表)の監修のもと、 2018年に施行された保育所保育指針にも対応しているこの本、 前半部分は「乳幼児の育ちと関わり」の事典です。
乳幼児の運動機能の発達の流れや食事、排泄、睡眠のしくみ、 生活リズムの大切さなどがイラストでわかりやすく図解されています。大事なポイントも読みやすくまとめられているので、 理解しやすい!
「食事の途中で席を立ち遊んでしまう」「 トイレトレーニングがうまくいかない…」 といった食事や排泄についてよくあるお悩みのQ&Aも載っていて、保育者の理解とともに、 保護者へアドバイスする際にも役立ちそうです。
丁寧に解説されている「心の育ちとかかわり」
身体や運動能力の発達とともに、大きく育っていくのが心。
「心の育ちとかかわり」の章では、当たり前でつい見過ごしてしまいそうな子どもの行動の中に見る心の発達について、丁寧に解説されています。
「アイコンタクト」( 2ヶ月半〜)、「一語文」(1歳〜2歳)、「 かみつきとひっかき」(1歳〜2歳)…など、月齢・年齢とともに見られる子どもの行動はそれぞれにどういう意味があるのか、どう受け止め応えていくと良いか、が投げかけられています。
保育者が子どもとの向き合い方を考えたり、保育の中でちょっと立ち止まって振り返ったりするきかっけになりそうです。
また「家庭に届けるワンポイントアドバイス」は、現場から保護者への日々の子どもの成長を伝えるときの参考にも。
充実した0・1・2歳児の指導計画事例と立案のポイント
本の後半部分には「0・1・2歳児の指導計画」が。
年齢ごとの指導計画の立て方のポイントや、実際に園で使われたものをベースにした年間指導計画、4〜3月の指導計画月案の事例が紹介されていて、指導計画づくりに役立ちます。
そもそも、なんのために指導計画を立案するのか?その目的や「ねらい」「内容」の立て方、「評価」の内容…など、 迷いがちなポイントは事例を交えながら解説されているので、 特に学生や初めて乳児を受け持つことになった保育者にとっては心づよい内容。
今井先生が解説する「指導計画立案のための5つのポイント」 も毎月指導計画をつくるにあたって、 しっかりと心に留めておきたい軸となりそうです。
出版社からの内容紹介
2018年施行保育所保育指針対応です
乳児保育に定評のある今井和子先生監修の「0・1・2歳児の指導計画」を2018年施行の保育所保育指針に対応して改訂。本書は以下の2部構成になっています。
○最新「乳幼児の育ちとかかわり方」事典
・子どもの自立に向けた家庭での生活習慣づくり
・運動機能と手指操作の発達
・心の育ちとかかわり(愛着関係など)
・連絡帳の書き方3つのポイント
○0・1・2歳児の年齢別 年間指導計画&指導計画月案(4~3月)
協力園が2018年度の指導計画をベースに作成したものですので、参考になります。
さらに、コラムで立案をサポートします。
・3歳児未満児共通の指導計画の立て方
・指導計画立案のための5つのポイント
・2歳児の指導計画の立て方
※2014年初版『0・1・2歳児の担任になったら読む本 育ちの理解と指導計画』の改訂版です。最新「乳幼児の育ちとかかわり方」事典は、同書の内容を一部加筆・修正したものです。指導計画は『新 幼児と保育』2018年度4/5月号~2/3月号「別冊ふろく指導計画」に掲載した内容を一部加筆・修正したものです。
書籍名:『0・1・2歳児の担任になったら読む本 育ちの理解と指導計画【改訂版】』
監修:今井 和子
定価:本体1,200円+税
判型/ページ:AB判/144ページ
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