保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

「切る」〜こどもの姿(興味・関心)から楽しむ〜

掲載日:2020/02/19
「切る」〜こどもの姿(興味・関心)から楽しむ〜

切る

使ってみたい…!と興味を示す子も多い、はさみを使った「切る」遊び。
片手で紙を持ち、もう片方の手ではさみを持って閉じたり開いたりするのは少し難しそうだけれど、チョキンと切れた時の感覚や気持ちよさ、素材によって異なる感覚、切ったもので遊べる楽しさなど、いろいろなおもしろさに溢れています。

細長い紙を、一回切りでチョキン。
直線を、チョキチョキと。
波線を、チョキチョキと。
ジグザグ線を、チョキチョキと。
線や何かの形に沿って、チョキチョキと。

切る対象となる素材や、さまざまな切り方によって、楽しみ方もいろいろと広がりそうです。

切る素材として、楽しめそうなもの

・画用紙
・折り紙
・ストロー
・リボンや毛糸など

「切る」をより楽しみやすそうな環境

導入

「切る」を楽しむときに、どうしても気にかかるのが安全面。

・はさむと、切れること(紙だけでなくて、手も切れてしまう危ないものであること)。
・置きっぱなしにしていると危ないので、使った後はしまうこと。
・誰かに手渡しするときには、刃を閉じて開かないように握った状態で持ち手を相手に向けること。

などは事前に伝えておくと良さそうです。
ただ、「使い方」を教えることを目的にするというよりは、まずは身近な道具と“仲良くなる”ようなイメージで、「切る」を楽しむスタートになると良いのではと思います。
個別や少人数で、神経質になりすぎずに、楽しみやすそうです。

場所

よそ見をしたり、他の遊びをしている子がぶつかってきたりしてヒヤッ…
なんて場面があるとじっくり遊べないので、集中して落ち着いて遊べるスペースを。

子どもの姿に合わせて色々な線を書いた紙を用意してみたり、やわらかい紙、硬い紙、紙ではない素材(ストローや、毛糸)などを用意してみると、「どうやったら切りやすいか?」という発見にも出会えそう…!

◯ ほいくるが考えるポイント

まだ一人で紙とはさみを持って切るのは難しいけれど、「はさみを使いたい!」という子どもと楽しんだのが、細長い画用紙や毛糸やリボンを大人がピンと張った状態で持ち、そこに子どもがはさみを入れてチョキン!と切る遊び。

状況にもよりますが、「まだ難しい」と取り上げてしまう前に、どうやったら楽しめそうか?を考えてみると、興味を持っているタイミングでの楽しみ方が見つかるかも。

「切る」をおもいっきり楽しめそうな遊びアイデア

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