4月の指導計画(月案)<0歳児・保育園>
保育園の4月の月案指導計画(月案)、0歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、個別配慮、子育て支援、環境構成など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、“新 幼児と保育”2019年4/5号ふろく「2019年度版指導計画」より、年齢に合わせてお届けします。
4月当初の子どもの姿
・登園時に泣くこともあるが、担当保育者に抱かれ、声をかけてもらうことで、安心して玩具に手を伸ばす姿がある。また、泣かずにものに興味を持って遊び出す子もいる。
・抱かれると、体を強張らせて嫌がる子どもがいる。
・環境に慣れないせいか、飲むミルクの量が少ない。また、眠りも浅く、すぐ起きてしまうなど、不安定な姿も見られる。
今月のねらい
・保護者面談を通して、一人ひとりの生活リズムや好きな玩具などを把握し、環境を準備していくことで、安心して生活できるようにする。
・特定の保育者に声をかけてもらったり、ふれあい遊びをしたりして、愛着関係を徐々に築いていく。
・安心できる保育者に抱かれてミルクを飲み、眠れるようになる
子育て支援
・それぞれの保護者を理解し、笑顔であいさつしたり、こちらから声をかけたりすることで、話しやすい雰囲気を作る。
・連絡ノートのやりとりを大切にし、ともに子どもを育てていくことを伝える。
環境構成
・こまめに掃除をして危険個所の点検を行い、衛生的で安全な保育環境を整える。
・家庭と同じような絵本や玩具を用意する。
・個々の生活リズムに合わせて授乳したり、眠ったりするスペースを確保する。
・自由に動ける空間を用意する。
保健衛生
・毎朝視診を行い、いつもと違う様子がある際には、家庭での様子を聞き取り、その後もこまめに様子を見て記録する。
・保育室は一日3回、除菌スプレーでの掃除を行い、玩具の除菌水へのつけ込みや、換気なども習慣的に行う。