<第6回>保育者の本音や実践の技、伝えます!〜新 幼児と保育“ほいく・誌上中継情報局"連載企画〜
あー、あー、マイクのテスト中です!
誌上中継情報局からお届けする今回のテーマは、「1年の振り返り」。
保育者のためのサイト『ほいくる♪』への投稿をもとにお届けします!
半数以上の人の自己採点が60点以上
ほぼ1年を振り返って、
今年度の自分の保育を評価は何点?
情報局の今年度最後のアンケートは、「ほぼこの1年を振り返る」というテーマで聞いてみました。
自己採点では60点以上をつけた先生が半数を超していましたね!
1年がんばってこられたからこそ、このテーマでも答える気持ちになれた人がたくさん含まれているのかも(笑)。
でも、がんばった点も反省点も、冷静にとらえている人が多くて、軽く感動すらしました。
私もです。
自分の中の「反省」であれば、どうすればいいかそのヒントが得られたら、進むべき方向も見えてくる気がしますね。
それで、個人的に、情報局員としては何点だった?
むずかしくて答えられない……。
ズルイ!
採点アップには、あと何があればよかった?
最も多かった回答「子ども一人ひとりに寄り添う」
・怒りすぎないで保育をすること
・先輩の先生にたくさん質問をする!!
・他者の保育観を認める寛容さと睡眠時間
・状況判断力、語彙力
・出来のよい同僚…
・心の余裕 etc.
1年を振り返って、自分をほめたいこと
努力!忍耐!乗り切った!
・無遅刻無欠席。
・愚痴をいわないようにしようと努力した。
・実習生受け入れと行事と書類とプライベートの忙しさが一気にきて、寝不足だけど、がんばった!
・保護者にコテンパンにされても、くじけず続けたこと。
・女性社会の中、男性保育士だからといって、嫌なこといわれても仕事へ行こうとした気持ち。
・プライベートの時間も投げ捨て、薄給でよくがんばったと自分をほめてあげたいです。
・3人目を産んで育休からの復帰。4月から環境が一変して毎日ドタバタだけど、家庭と仕事の両立……両立できているかといったら手抜きだらけで悔恨もありますが、がんばった1年だったかな。
変化!変身!前進した!
・なんでも子どもたちと話し合って考えたり決めたりするように心がけた。
・子どもたちが日々ワクワクするような保育を考え実践していけたこと。研修で「自然遊び」を学び、視野が広がった。
・小規模保育を立ち上げ、そこからすぐにふたりやめ……、非常勤職員だった私が正社員になることを決意したこと!!
・子どもたちを可愛いと毎日思えた。仕事に行くのが楽しみになったことが驚き!!
・話を聞かない人を叱るのではなく、注意を引くような声かけをして話を聞いてもらえるようにすることができました。
・まわりへの感謝を言葉にしたこと。
・まわりは見て見ぬふりしていたよくない保育を、間違えているとはっきり口に出していえたこと。そのことで保育が少しずつ良い方向に向いてきていること。
・日々の成長を見ていて、興味がありそうなこと、興味をもってほしいことをおもちゃにして、この1年で作ったおもちゃをエピソードつきで1冊の本にまとめた。
気になった記述…
(採点アップにあればよかったのは)転職する勇気
*おおえだけいこ:イラストライター
平成育児ingライフ研究所を主宰するイラストライター。著書に『保育の世界がまるっとわかる(笑)マンガ じんぐるじゃむっ』(小学館)。
*雨宮みなみ(あめみやみなみ):こども法人キッズカラー代表
元保育士。2010年、こども法人『キッズカラー』を設立。保育者・保護者向けの情報サイト「ほいくる♪」や、遊びスペース「コドモガラクタラボ」などを運営する。