【保健コラム】救急用品、クラスで準備しておくと安心なものは?
保育中におきる緊急事態!
そんな時に備えておきたい、「これがあればひとまず安心」な救急物品とは…?
意外に100円ショップで手に入るものばかりなので揃えやすい、救急用品をご紹介。
お部屋に揃えておきたい救急用品
体温計
体温測定時に使用する綿花
100円均一で手に入るメイク用の綿花で構いません。アルコールに浸して使いましょう。
嘔吐下痢の処理セット
園によって内容は様々かと思いますが、各クラスに1つは用意しておくと緊急時に慌てません。
※基本的にクラスで何かあった時は、看護師や主任、園長への報告と共に処置をお願いすることが多いかと思います。
ただ、2階建てなどで処置をしに違う階に行くのが難しいなどに対応して、各階に救急箱が一つはあると安心ですね。
園外活動に備えて揃えておきたい救急用品
お散歩リュックに入っていると安心な保健グッズを紹介します。
必ず入れておきたいもの
手袋
何かあった時にはまず手袋。一番取り出しやすいところに入れておきましょう。
ゴミ袋
ティッシュ
ウエットティッシュ
はさみ
嘔吐袋
色のついた(黒・ピンクなど)のビニール袋にペットシーツを切って入れておきます。(嘔吐だけでなく急なトイレに使用した例もあります。)
ばんそうこう
子どもたちの大好きなばんそうこう。保育園での使用においては傷を治すというより心のフォローという側面が大きいと思います。
使うときは傷口をしっかり洗ってから貼りましょう。
空のペットボトル
散歩前に水を入れておくとベスト!ケガをしたときなど近くに水がない時に重宝します。
ガーゼ
ケガをして出血量が多い場合の止血にも使えます。この場合綿花では繊維が傷に残ってしまうので、できればガーゼを使用しましょう。よほど大きな傷の時は、おむつやペットシーツを当てて圧迫止血しても良いかもしれません。
入っていると便利なもの
綿花
傷口を洗うときに使えます。鼻血の時にも。100円均一で手に入るメイク用の物で大丈夫!
紙テープ
ケガが大きい場合のガーゼ固定や、冷却材を固定したい場合などに使用します。100円均一で手にはいります。
冷却材
パチンとたたくと冷却材に変わります。最近は100円均一でも手に入りますね。急な打撲などで重宝します。
マスク(大人・子ども)
急な自然災害や火災時に重宝します。
経口補水液
これからの季節、経口補水液も入れておくと安心ですね。
ガーゼとテープがついている傷パッド
ばんそうこうで覆えないケガの時に便利ですが、ガーゼと紙テープで代用できます。
石鹸
くっつく包帯
包帯同士がくっつくタイプ。テープを貼れない場合や、皮膚の弱い子への対応などガーゼを当てその上からこの包帯を巻けば勝手にくっついてくれます。100円均一で手に入ります。
散歩用救急用品の管理について
・日常のけがなどは、洗ってから園に戻り看護師や主任・園長先生に処置してもらう場合が多いかと思います。
もしもの時に使えるよう、荷物にならない程度に入れておけるといいですね。
・必要なものは共通化させるということ。AクラスにはあるけどBクラスにはないという場合、必要な時にスムーズに対応ができません。0歳児に特別に必要なもの等はあるかと思いますが、保健的に必要なものは共通化させられるといいですね。
・使った後は補充したり、定期的に入っているかチェックしておくと緊急時に安心です。
・すべての必要物品を記載しているわけではありません。園内外の環境に合わせて必要なものを選定して頂ければと思います。
保育に役立つ豆知識〜ペットシーツは意外と使える!?
ペットシーツを子どもたちに使うの?と抵抗があるかもしれませんが、緊急トイレや嘔吐時にも重宝します。
吸収力に加え消臭力があるからです。嘔吐処理をするときに使用している園もあると聞きます。
園外保育用にはビニール袋にペットシーツを切って入れておくだけですので簡単で場所も取りません。
災害時にも使える場合が多いので、取り入れてみてはいかがでしょうか?