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【工作コラム】「初夏の種」の小さな図鑑〜素材/初夏に集まる種〜

吉田麻理子
更新日:2024/04/30 掲載日:2017/05/24
【工作コラム】「初夏の種」の小さな図鑑〜素材/初夏に集まる種〜
子どもたちが夢中で遊んでいる野草の種から、小さな図鑑を作ってみました。

使う素材は…「初夏に集まる種」です。

エピソード

保育園からの帰り道には、自然が沢山。
いつも寄り道の連続で、急げば10分ほどの道を1時間程かけて帰宅しています。

最近我が家の子どもたちの間でブームなのが、野草の種で遊ぶこと。
カラスのエンドウの実を、パチンと弾けさせて種を出したり、ナガミヒナゲシの種を、コショウのように振りかけたり…
お腹がすくまで夢中で遊んでいます。

今回は、そんな5月に豊富な植物の種を、収集・観察する図鑑作りを考えてみました。

材料

・野草の種

使うもの

・白い紙
・セロハンテープ
・ペン

作り方

1、色々な野草の種を採取してみましょう。
まずは、菜の花。
種の入っている房が、茶色になったら取り頃です。

菜の花の茶色くなった房の写真

2、次は、ナガミヒナゲシ。
道端に咲いている、オレンジ色のケシ(ポピー)です。
こちらも、花が咲いた後に出来た房が、茶色になったら取ってみてください。

ナガミヒナゲシの茶色くなった房の写真

※ナガミヒナゲシは、素手で茎を触ったり折ったりするとかぶれる可能性もあるそうです。遊ぶ際には配慮すると安心です。また、非常に繁殖力が強い外来種のため、種を落とさないよう気をつけてください。
(危険の可能性もあることなどを子どもたちに伝えたり、実際に図鑑で調べたりすることも、自然に興味を持つ一つのきっかけに。)

詳しくはこちら:農村工学研究部門メールマガジン

3、おなじみ、カラスノエンドウ。
こちらは房が黒くなったものを採取しましょう。

カラスエンドウの黒くなった房の写真


遊び方

白い紙の上にタネを出した写真

白い紙の上に、種を出してみます。
ナガミヒナゲシは、房の先端をトントンと叩きつけると、細かい種が沢山出てきます。

房からタネを出す様子

カラスのエンドウやなのはなは、房を指でつぶすと、種をとり出せます。

種類別に房とタネをセロハンテープでとめた写真

種と、種を取った後の房をセロハンテープで紙に留め、名称と日付を書いて小さな図鑑にしましょう。

ポイント!

房の内側が見えるようにカットすると、それぞれの構造の違いも観察することができます。

※ナガミヒナゲシは、素手で茎を触ったり折ったりするとかぶれる可能性もあるそうです。遊ぶ際には配慮すると安心です。また、非常に繁殖力が強い外来種のため、種を落とさないよう気をつけてください。
(危険の可能性もあることなどを子どもたちに伝えたり、実際に図鑑で調べたりすることも、自然に興味を持つ一つのきっかけに。)

詳しくはこちら:農村工学研究部門メールマガジン