保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

変形かけっこ~幅広い年齡で楽しめるおもしろかけっこ~

雨宮みなみ
更新日:2020/01/09 掲載日:2011/09/23
変形かけっこ~幅広い年齡で楽しめるおもしろかけっこ~



かけっこが楽しくなっちゃう遊びのご紹介。

ハイハイ、高バイ、おしり歩きなどなど、それぞれの年齡や発達の様子に合わせることで幅広い年齡の子どもたちが体を動かすことを楽しめる遊びです。



遊び方

1、壁から壁に向かって、「よーいドン!」と走る。

2、反対側の壁に着いたらまたみんなでよーいドン!をして、スタート地点の壁に向かって走る。この時、スタート地点に全員が揃っていなくても、ある程度の 子どもが揃ったところでスタートして良い(走り途中の子は、立っているところから引き返してみんなと同じ方向に走る)。

3、1〜2を何度か繰り返すと、走る事からいろんな動きに変形していく。ハイハイ、高バイ、お尻歩き、横転など(各年齢の子ども達のできる動きを入れるようにする)。

注意

乳児の場合は特に衝突の危険があるので、参加する子ども全員が同じ方向を向いて走ることがポイントとなる。

・「よーーーーーーーい」と長めに声を掛け、子どもたちが同じ方向を向くのを待って確認してから「ドン!」と走り始めるなどの配慮が必要。
・気分が乗らずに違う方向へ行こうとしたり、見学していた子が急に反対側から参加しようとする事もあるので、十分注意して保育者が先に子どもの方へ動き、衝突を防ぐようにする。

遊びの発展ポイント

・外では、木までや滑り台までなど目標を決めて走り、目標も子ども達が決めるようにするとより遊びの要素が増える。

・〇〇から△△に行って帰ってくるなど、寄り道ポイントを増やしたり、男の子は〇〇、女の子は、△△などに分けたりする事で、足が遅い子でも最後にならない工夫ができる。
※折り返して帰ってくる場合、往路の子と復路の子が衝突する可能性が出てくるので、タッチで戻ってくるようにするよりも目標物を回って戻ってくるようにすると衝突が少なくなる。

年齢別に合わせたかけっこについてはコチラ◎

かけっこ~運動遊びの基本でもある「走る」を知る~

かけっこ~運動遊びの基本でもある「走る」を知る~

実は奥が深い「かけっこ」。

早く走るコツや、そもそも「走る」という運動について、体操の先生に聞いたお話をまとめてみました!

なるほど!と学んでからの実践はいかに…?