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芽が出たじゃがいもを植えてみよう〜プランターで楽しむ簡単栽培〜

齋藤利晃
更新日:2023/02/04 掲載日:2012/04/18
芽が出たじゃがいもを植えてみよう〜プランターで楽しむ簡単栽培〜
プランターで簡単に栽培できるって知ってました? 
家で余ってしまったじゃがいも、芽が出てきてしまったじゃがいもがあれば簡単にできる栽培方法を紹介します。

みんなで作ってみよう!


※発芽適温:15〜20℃、生育適温:15〜24℃、連作栽培:不可(2年)



材料・使うもの

・じゃがいも(家で余っていて芽が出てきているものがあれば最高)
・ある程度の深さのあるプランター(肥料袋でも代用可能)
・土(市販の培養土の方が確実)
・化学肥料(N(窒素):P(リン酸):K(カリウム)=8:8:8)
※それぞれの分量は、栽培する量によって変わります。今回の栽培は、約20Lのプランターで種イモのじゃがいもは1個で足ります。
※じゃがいもは写真1、2のように種イモも売っていますが、家にあるじゃがいもで栽培するのが子どもたちもイメージがしやすいので今回は採用しませんでした。売っているものの方が確実に芽が出やすいので、予備として利用するのが良いでしょう。

種芋を売っている様子の写真


※シーズンが近い野菜などは作り方などの説明が掲示されていることも多いです。

種芋の説明の写真



栽培方法に入るその前に

特に春のホームセンターには、栽培キットや苗などが多数取り扱いがあるので、少し暖かくなってきたら行ってみるのが良いです。
専門家もいるので栽培環境や要望などを伝えると丁寧に教えてくれます。

また、最近では、写真3〜6のように簡単栽培キットがあったりしますので、道具が準備できない場合などは、利用するのも良いと思います。

プランターを売っている写真

腐葉土の写真

腐葉土の写真

腐葉土の写真



種イモの準備(種イモを買った場合は飛ばしてください)

1、種イモは上部の方の芽が少し伸びはじえたものがよい。

じゃがいものイラスト



2、1個が50gくらいになるように二つ切りか四つ切にする。小さいイモはそのままでOK。

じゃがいものを半分に切ったイラスト



3、切断面に草木灰をつけるか、天日乾燥で切断面を乾燥させます。

じゃがいもを四等分したイラスト



栽培

1、深さ5cmくらいのところに、じゃがいもの切断面を下にして植える。
※切り口を上に向けると腐りやすいので注意。
※図のように肥料袋などをプランターがわりにすることも可能です。その場合は、袋の底に水抜きの穴を数カ所開けること。

腐葉土袋にじゃがいもを植えているイラスト


※写真7は種イモが小さかったためそのまま植えたときの写真です。

小さなじゃがいもを土に植えている写真



2、芽が8〜10cmぐらいに伸びてきたら、栄養を集中的にいくように1から2本を残して間引く。
※芽を抜くときは、イモが抜けないように株元を押さえること。
※間引いたあとは、土を少し寄せて倒伏しないようにする。
※茎に直接当たらないように化学肥料8〜10gを追肥する。

追肥しているイラスト



3、間引いた後、2週間くらいしたら、再び追肥・土寄せをします。
※じゃがいもは種より上の位置に実がなるので、土をかぶせてイモが緑化するのを防ぐこと。
※イモが外に出ていると日当たりで緑化し、ソラニンという毒素を出すので必ず土寄せすること。

増土したイラスト



収穫

1、茎や葉が黄色くなってきたら収穫適期です。ただし、土が乾いているときに掘ること。土が濡れて(湿って)いるとイモが腐りやすい。 

2、収穫したじゃがいもは、晴天続きの日を選んで日陰で2週間くらい乾かす。この時、重ねたりせず、並べて乾かすこと。

ポイント!

・2回目の追肥をする時には蕾がつきはじめるます。じゃがいもの花はきれいなので観察するには良いのですが、余計な栄養がいってしまい球肥大に影響するため、蕾を摘みとるかかどうか難しいところがあります。咲き始めに観察をして摘みとるのが良いと思います。

・芽が出るまでは1〜2週間くらいかかりますが、芽が出てからの成長は早いので毎日チェックしましょう! 


プランターでじゃがいも栽培日誌【完】

プランターでじゃがいも栽培日誌【完】

プランターでじゃがいも栽培の日誌です。 

「プランターでじゃがいもを育てよう」に倣って育てていますので、成長度合いや、やるべきことなど細かいことはこっちを見てね。