「沖縄の文化と自然が子どもを育てる」ーわんぱくしーさー保育園(沖縄県 宜野湾市)
今回訪れたのは…
沖縄県宜野湾市にある「わんぱくしーさー保育園」
子どもたちが育ているさまざま野菜と、子ブタちゃんがお出迎え。明るい日差しが差し込む保育園内はとても温かく、アットホームな雰囲気で溢れていました♪
今回わたしがお話をお伺いしたのは、園長の木内先生。
日焼けした笑顔の背景には、子どもたちへの想いや様々な経験が溢れていました!
沖縄ならではの保育の話、保育園を開園するまでの、あっと驚く話など、色々な話を聞いてきましたよ。
ででーん!
みんな裸足で気持ちよさそう
公園の中には新しい発見がいっぱい。
「みてみて!コウモリの“み”!」
「こんなのもあったよ〜」
「これなんだ?」
“はっぱのてっぽう”
幼児さんは、エイサーのれんしゅう!
その姿を、じーっとみつめる乳児さん
お散歩帰り、保育園の外で育てている野菜をチェック。
自分たちの手でかくにん中!
「ちょっと、おおきくなった!」
「わんぱくしーさー保育園」は、様々な感覚を通した体験を、子どもたち自身がそれぞれに楽しめる環境を大切にした保育園。
自分たちでの野菜を育てたり、外では裸足で遊んだり、たくさんの自然に触れたり…
時には磯観察や釣りに海に出かけたり、ビーチサッカーを楽しむのだそう!
取材に訪れたこの時期は、夏祭りで踊る“エイサー”に子どもたちが夢中になっていた時期でした。
沖縄で昔から親しまれている“エイサー”を小さい頃から目にしている子どもたちにとっては、とても親しみのあるものなのだそうです。
保育室にあるブロックをエイサーのバチに見立てて踊り出す子もいるのだとか。
さて、そんな沖縄ならではの伝統や自然を大切にした保育をされている先生に、後輩保育士としてズバリ!聞いてきたこととは…
保育の勉強をしていく中で、「もっと色んな形で色んな子どもたちに出会ってから働きたい」と思うようになり、短大卒業後、元々興味のあった沖縄へ行くことに。
沖縄の寮に住み込みで、ホテル内の託児所で3年間程過ごします。
途中、オーストラリアへ3ヶ月間留学し、多国籍のオーストラリアならではのチャイルドケアにボランティアとして携わったのだそう。
その後、大好きだった自然に触れる仕事もしたいと、ダイビングのインストラクターの資格を取り、ダイビングショップを立ち上げ、そこで託児を行ったことも。
その他、沖縄のいくつかの保育園にて保育士として仕事をしたこともありましたが、保育士の給料で一人暮らしをする難しさを体験するなど、色々な経験をされてきました。
自分がやりたいのは、自然に関わることなのか、保育なのか…
そんな葛藤の中、コールセンターで働きつつ観光客向けの託児を行う中で、子どもたちの成長に長く携わる保育をやりたいという気持ちが強くなっていったのだそうです。
そして、友人から聞いた“園舎のない幼稚園”の話を聞き、「建物がなくたって、子どもたは育つんだ!」という思いから、自然と保育の両方を兼ね揃えた保育園を作ろうと動き出し、今に至ります。
自分で考えたり、体験する環境を大切にし、すぐに手を出さずに見守ることを心がけています。
そしてもう1つ。
それは、子どもたちが自然と触れ合える環境。
子どもたちの体験がこれから先どう繋がっていくかはわかりませんが、今ある環境を大切に、自然や動物に触れる楽しさをとことん感じられる環境を大切にしています。
わんぱくしーさー保育園では、なんと沖縄の中でも珍しく、運動会もビーチで行うのだとか!
保護者も交えてのビーチフラックはとても盛り上がるのだそうです。
1日をただ室内で過ごすのと海に連れて行って遊ぶのでは、やはり保育士の神経の使い方も変わってきますし、負担もずいぶんと大きくなります。
でも、安全だけを考えて子どもの周りの環境を狭めてしまうよりは、できる形を考えながら子どもたちが様々な体験をできる環境を少しずつ広げていきたいと思っています。
うちの園で働く保育者たちの感じている責任の重さや負担の大きさは、園長である私がしっかりと認識して受け止める必要がありますし、その負荷を減らすための環境整備や、保育者達のスキルアップは私にとっての一番大きな課題だと思っています。
まだまだこれからの部分はありますが、このような様々な活動を取り入れている園で働いてくれている保育者たちがいてくれてこその、わんぱくしーさー保育園ですからね。
子どもたちの体験を、保育者にも無理なく楽しく広げていけるようなバランスや仕組みを今後も考えていきたいと思っています。
と木内先生。
日々楽しく、パワーをもらうこの仕事を、これから先もずっとずっとやっていきたいと思っています。
この保育園を通して地域の人へ、そしてブログなどを通して様々な人へ、たくさんの人がわんぱくしーさー保育園の取り組みを「知る」ことから、子どもたちの環境に繋がる何らかのきっかけになればと思います。
そんな、様々な体験を通し、たくさんの自然に触れている木内先生ならではのお話をたくさん聞かせていただきました。
みなさんとても気さくで色々なお話を聞かせてくださり、ここには書ききれないこともたくさん!
わんぱくしーさーのみなさん、ありがとうございました!
もっと話を聞いてみたい方、「わんぱくしーさー保育園」に関心を持たれた方は、ぜひこちらのリンク先をご覧くださいね。
⇒わんぱくしーさー保育園
園長 木内 清佳
沖縄県宜野湾市にある「わんぱくしーさー保育園」
子どもたちが育ているさまざま野菜と、子ブタちゃんがお出迎え。明るい日差しが差し込む保育園内はとても温かく、アットホームな雰囲気で溢れていました♪
今回わたしがお話をお伺いしたのは、園長の木内先生。
日焼けした笑顔の背景には、子どもたちへの想いや様々な経験が溢れていました!
沖縄ならではの保育の話、保育園を開園するまでの、あっと驚く話など、色々な話を聞いてきましたよ。
♪お散歩のようす♪
この日は近くの公園へ。ででーん!
みんな裸足で気持ちよさそう
公園の中には新しい発見がいっぱい。
「みてみて!コウモリの“み”!」
「こんなのもあったよ〜」
「これなんだ?」
“はっぱのてっぽう”
幼児さんは、エイサーのれんしゅう!
その姿を、じーっとみつめる乳児さん
お散歩帰り、保育園の外で育てている野菜をチェック。
自分たちの手でかくにん中!
「ちょっと、おおきくなった!」
「わんぱくしーさー保育園」は、様々な感覚を通した体験を、子どもたち自身がそれぞれに楽しめる環境を大切にした保育園。
自分たちでの野菜を育てたり、外では裸足で遊んだり、たくさんの自然に触れたり…
時には磯観察や釣りに海に出かけたり、ビーチサッカーを楽しむのだそう!
取材に訪れたこの時期は、夏祭りで踊る“エイサー”に子どもたちが夢中になっていた時期でした。
沖縄で昔から親しまれている“エイサー”を小さい頃から目にしている子どもたちにとっては、とても親しみのあるものなのだそうです。
保育室にあるブロックをエイサーのバチに見立てて踊り出す子もいるのだとか。
さて、そんな沖縄ならではの伝統や自然を大切にした保育をされている先生に、後輩保育士としてズバリ!聞いてきたこととは…
■東京出身の木内先生が、沖縄で保育士をしている理由
昔から保育士になりたかったという木内先生。保育の勉強をしていく中で、「もっと色んな形で色んな子どもたちに出会ってから働きたい」と思うようになり、短大卒業後、元々興味のあった沖縄へ行くことに。
沖縄の寮に住み込みで、ホテル内の託児所で3年間程過ごします。
途中、オーストラリアへ3ヶ月間留学し、多国籍のオーストラリアならではのチャイルドケアにボランティアとして携わったのだそう。
その後、大好きだった自然に触れる仕事もしたいと、ダイビングのインストラクターの資格を取り、ダイビングショップを立ち上げ、そこで託児を行ったことも。
その他、沖縄のいくつかの保育園にて保育士として仕事をしたこともありましたが、保育士の給料で一人暮らしをする難しさを体験するなど、色々な経験をされてきました。
自分がやりたいのは、自然に関わることなのか、保育なのか…
そんな葛藤の中、コールセンターで働きつつ観光客向けの託児を行う中で、子どもたちの成長に長く携わる保育をやりたいという気持ちが強くなっていったのだそうです。
そして、友人から聞いた“園舎のない幼稚園”の話を聞き、「建物がなくたって、子どもたは育つんだ!」という思いから、自然と保育の両方を兼ね揃えた保育園を作ろうと動き出し、今に至ります。
■子どもたちと過ごす中で、大切にしていることはなんですか?
子どもたちができることに、手を出さないということ。自分で考えたり、体験する環境を大切にし、すぐに手を出さずに見守ることを心がけています。
そしてもう1つ。
それは、子どもたちが自然と触れ合える環境。
子どもたちの体験がこれから先どう繋がっていくかはわかりませんが、今ある環境を大切に、自然や動物に触れる楽しさをとことん感じられる環境を大切にしています。
わんぱくしーさー保育園では、なんと沖縄の中でも珍しく、運動会もビーチで行うのだとか!
保護者も交えてのビーチフラックはとても盛り上がるのだそうです。
■大変なことってありますか?
子どもたちにたくさんの体験をさせてあげたいと思う反面、その分「安全面」のハードルは高くなります。1日をただ室内で過ごすのと海に連れて行って遊ぶのでは、やはり保育士の神経の使い方も変わってきますし、負担もずいぶんと大きくなります。
でも、安全だけを考えて子どもの周りの環境を狭めてしまうよりは、できる形を考えながら子どもたちが様々な体験をできる環境を少しずつ広げていきたいと思っています。
うちの園で働く保育者たちの感じている責任の重さや負担の大きさは、園長である私がしっかりと認識して受け止める必要がありますし、その負荷を減らすための環境整備や、保育者達のスキルアップは私にとっての一番大きな課題だと思っています。
■そんな大変さを乗り越える糧になっているものは?
自然との触れ合いや体験することが、子どもたちの育ちに大切だと感じているからこそできるのだと思います。まだまだこれからの部分はありますが、このような様々な活動を取り入れている園で働いてくれている保育者たちがいてくれてこその、わんぱくしーさー保育園ですからね。
子どもたちの体験を、保育者にも無理なく楽しく広げていけるようなバランスや仕組みを今後も考えていきたいと思っています。
と木内先生。
■先生にとって、「保育」とは?
「天職」ですね。日々楽しく、パワーをもらうこの仕事を、これから先もずっとずっとやっていきたいと思っています。
■最後に…「夢」を聞かせてください
この保育園で大切にしていることや取り組みを、子どもだけでなく職員や保護者など、大人も含めてそれぞれが自分なりに改めて体験してみたり、考えるきっかけとなるような環境に繋げていけたらと思っています。この保育園を通して地域の人へ、そしてブログなどを通して様々な人へ、たくさんの人がわんぱくしーさー保育園の取り組みを「知る」ことから、子どもたちの環境に繋がる何らかのきっかけになればと思います。
そんな、様々な体験を通し、たくさんの自然に触れている木内先生ならではのお話をたくさん聞かせていただきました。
みなさんとても気さくで色々なお話を聞かせてくださり、ここには書ききれないこともたくさん!
わんぱくしーさーのみなさん、ありがとうございました!
もっと話を聞いてみたい方、「わんぱくしーさー保育園」に関心を持たれた方は、ぜひこちらのリンク先をご覧くださいね。
⇒わんぱくしーさー保育園
園長 木内 清佳