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「こどもの“にんげん力”を育てたい」どろんこ会 安永愛香さんが保育で大切にしていること

ほいくる編集部
掲載日:2015/12/13

どろんこ会が考える「保育」とは?

子どもたちが率先して何かをしよう!と思ったり、大きくなったときに自立した生活ができるようにするのが、保育だと思っています。
そのために必要なことを、保育士にも考えてもらいたい。

どろんこ会は園庭で動物を飼っているところもあるので、そういう園に行きたいと志望してくる保育士さんがいます。
でも、園庭がある保育園じゃないといい保育ができない、とは限りませんよね。

「駅ビルのテナントの保育園だから、園庭で子どもを遊ばせられない」「園庭があって動物がいなければ、十分な保育ができない」と決めつけてしまうのではなく、「園庭がなくてもこんなにいい保育ができる!」というのを、考えて実行してほしいなと思っています。

園内で遊ぶ子どもたちの様子


どろんこ会を通して、実現したいことは何ですか?

子どももそうですが、保育にたずさわる人の「にんげん力」も高められればと思っています。

保育士がキラキラと輝いて見えるようにしていきたいです。
そうなれば、他の業界からも注目してもらえますしね。

子どもに対して言えば、真の意味での「インクルーシブ保育」を目指していきたいと思っています。

今の日本では、白か黒かをハッキリと分けたがりますよね。
子どもに対しても、ちょっと何かあるとすぐ「この子は注意して見守らないといけない」と決めつけてしまう。

そういう区別よりも、その子が持っているいいところを最大限に引き伸ばすようにしていきたいです。
そのためには、保育士も、言語聴覚士も、臨床発達心理士も、みんなですべての子どもの面倒を見る、というようにしていかなければならない、と思っています。

社会福祉法人 どろんこ会


http://www.doronko.biz/nursery/

⇒保育園の様子編の記事はこちら!

泥団子を手に持つ子どもの様子