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探偵ごっこ〜きっかけ1つで広がるごっこあそび〜

雨宮みなみ
掲載日:2014/03/01
探偵ごっこ〜きっかけ1つで広がるごっこあそび〜



一度は真似してみたくなる?探偵ごっこ。

むむ?これはなんだ?というちょっとした発見からあそびのはじまり!

思いついた時に気軽に楽しめるあそびです。



遊び方

あそびの始まりは、さまざま。

「あれ、これなんだろう?」という、日常に溢れている「?」のきっかけ1つや、クラスに1つの虫めがね、自分なりの手作り虫めがねなど…

子どもたちが興味を持った機会をきっかけに、自然とあそびを楽しめる環境を作ってみよう。

例えば…

あそび方(その1)

虫めがねを1つ持って、散歩に出掛ける。
動物(ネコや犬など)の足あとや、葉っぱの虫食いなど、気になる部分を虫めがねをつかって観察してみる。
何の足あと?どんな虫が食べたんだろう?…。
それぞれに推理を働かせて調べてみよう。

あそび方(その2)

クラスのおもちゃが行方不明に(日常生活で、よくあるできごと?)。
さて、どこへまぎれこんでしまったかな?
「さっきまで隣のクラスの子がいたから隣のクラスに紛れ込んじゃったんじゃ…」
「昨日、間違えて別のところに入っていた気がする…」
それぞれの推理を元に、一つずつ調べてみよう。

あそび方(その3)

手作りの虫めがねを作ってみよう。
作り方はそれぞれ。ダンボールを繰り抜いて作っても良し、アルミホイルを握って固めながら形を作り、テープで固定しても良し。
作った虫めがねを手に、クラス内や保育園、公園を探索してみよう!
何かいつもと違った発見があるかも?

あそび方(その4)

子どもたちのイメージが広がってきたら、「探偵ノート」を作ってみてもおもしろい?
コピー用紙を切ってホチキス止めしたものでもOKなので、子どもたちが自分の発見を書き留められるようにするとおもしろい。


ポイント!

・イメージ次第でいくらでも広がるあそびなので、こちらで環境設定をせず、子どもたちがイメージを広げて楽しめる環境を用意する。

・虫めがねや探知ノートに続き、子どもたちが「これが必要だ!」と思うアイテムが出てきたら、その都度自分たちで考えて作れる環境を大切にしておくと、遊びも広がるかも? 

・日々当たり前に過ごしている中に溢れている身近な発見に気付くきっかけとして楽しめると良い。