おおきいもの ちいさいもの〜イメージ楽しむ表現あそび〜
子どもたちそれぞれが、自分のイメージを広げて楽しむあそび。
遊び方を2つ紹介しているけれど、ぜんぶやってみても1つだけでもおもしろい。
イメージから広がる発見や気付きから、あそびの展開もいろいろ♪
最初の楽しみ方
1、みんなが知っている「おおきいもの」って、どんなものがある? イメージしてみよう。
2、出来きたものを、ホワイトボードや模造紙などにぜんぶ書き出してみる。「こっちの方がもっと大きいよ!」なんていう発見から、子どもたちにとって大きいと感じる色々なものが出てくるので、発見を楽しむ。
3、では、反対に「ちいさいもの」って、どんなものがある? 2と同じように、ぜんぶ書き出してみよう。
ここからは、遊び方1でも2でもOK。自由に楽しんでみよう。
遊び方1
1、大きな紙と、極端に小さな紙(折り紙の1/4くらい小さくてもOK)を用意する。
2、1人に対して何枚でも良いので、自分がイメージする大きなものと小さなものを、それぞれ絵に描いてみる。絵本を見て描いてもOK。
3、みんなが描いたものを集めて、おおきいものとちいさいものに分けてまとめてみる(飾ってもOK!)。気付きもしなかった発見があるなど、並べてみるだけでもおもしろい。
4、子どもたちの興味が膨らんだら、絵本などで調べながら大きい順、小さい順に並べてみてもおもしろい。
遊び方2
1、大きなものと、小さなもの、みんなで身体で表現してみる。手を伸ばして大きくなってみたり、うずくまって小さくなってみたり…
2、「木」「ゾウ」「東京タワー」「アリ」「すいかのタネ」「ごま」などなど。同じような表現になりそうでも、「すいかのタネ」よりも「ごま」の方が小さい!と思えば、さらに小さくなったりするなど、表現が難しいからこそ、いかに表現するかを楽しむ。
ポイント!
・もしかしたら、「それは大きく(小さく)ないよ!」というようなものの名前が出てくるかもしれませんが、その子どもにとって「おおきいもの」「ちいさいもの」として見えているようであればOKなので、子どもたちのイメージを大切にする。
・子どもたちみんなの意見をまとめる必要はないので、子どもたちが「これだ!」と思ったそれぞれのイメージを、それぞれが楽しめる環境を大切にする。
・絵を描いたり身体で表現する以外にも、「もっと調べてみたい」「実際に比べてみたい」「作ってみたい!」というようなアイデアも出てくるかもしれないので、できる範囲で子どもたちの探究心を大切にし活動できる環境を準備する。