コドモコトノハ「せかいじゅうの山 100m おおきな山です。」ゆうたん(5歳)
その日、外では一日中冷たい雨が降っていました。
いっくんと、しょうちゃんが、部屋のすみっこに椅子を積みはじめました。
「たきびだ!たきびだ!」
どうやら、椅子を薪に見立てているようです。
赤い風呂敷、オレンジ色の風呂敷を、積み上げた椅子の間にぐいぐい入れこみます。
「ひが、ついた!」
「あつーい!」
さらに椅子を積み上げます。
うまく積まないと、ガラガラ崩れてくるので、そーっと乗せなければいけません。
椅子と椅子のすきまにも、いろんな物をどんどん入れこんでいきます。
おままごとの棚から、お皿と、コップと、やかんと、お医者さんセットを持ってきて、入れました。
タンスから、大きな布と、スカートと、ドレスと、ありとあらゆるバッグを持ってきて入れました。
そのうちに、他の子もやってきて、椅子もどんどんどんどん高く積まれていきます。
たき火はすごい勢いになりました。
あんまり高くて、あんまりものすごいので、まるでたき火じゃないみたいです。
「これ、たきびじゃないな」
と、いっくんが言いました。
「じゃ、なににする?」
しょうちゃんが聞きました。
ゆうたんが「ちょっと、まってて」と言って、紙とペンを取りに行きました。
「はい、これ」
紙には、ゆうたんの字でこう書かれていました。
「せかいじゅうの山 100mおおきな山です。」
「やまだ!やまだ!」
いつきと、しょうちゃんは、山のまわりをぐるぐる回ります。
それから、箱いっぱいのカラーボールを持ってきて、山の上からざーっと流しました。
「たきだ!たきだ!」
せかいじゅうの山は、ぐらぐら揺れて今にも崩れそう。
でも、まだまだ高くなりそうです。
いっくんと、しょうちゃんが、部屋のすみっこに椅子を積みはじめました。
「たきびだ!たきびだ!」
どうやら、椅子を薪に見立てているようです。
赤い風呂敷、オレンジ色の風呂敷を、積み上げた椅子の間にぐいぐい入れこみます。
「ひが、ついた!」
「あつーい!」
さらに椅子を積み上げます。
うまく積まないと、ガラガラ崩れてくるので、そーっと乗せなければいけません。
椅子と椅子のすきまにも、いろんな物をどんどん入れこんでいきます。
おままごとの棚から、お皿と、コップと、やかんと、お医者さんセットを持ってきて、入れました。
タンスから、大きな布と、スカートと、ドレスと、ありとあらゆるバッグを持ってきて入れました。
そのうちに、他の子もやってきて、椅子もどんどんどんどん高く積まれていきます。
たき火はすごい勢いになりました。
あんまり高くて、あんまりものすごいので、まるでたき火じゃないみたいです。
「これ、たきびじゃないな」
と、いっくんが言いました。
「じゃ、なににする?」
しょうちゃんが聞きました。
ゆうたんが「ちょっと、まってて」と言って、紙とペンを取りに行きました。
「はい、これ」
紙には、ゆうたんの字でこう書かれていました。
「せかいじゅうの山 100mおおきな山です。」
「やまだ!やまだ!」
いつきと、しょうちゃんは、山のまわりをぐるぐる回ります。
それから、箱いっぱいのカラーボールを持ってきて、山の上からざーっと流しました。
「たきだ!たきだ!」
せかいじゅうの山は、ぐらぐら揺れて今にも崩れそう。
でも、まだまだ高くなりそうです。