保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

森の福笑い〜身の周りの木々に親しむあそび〜

田所佳奈
掲載日:2013/11/10
森の福笑い〜身の周りの木々に親しむあそび〜

初めてでも楽しみやすい、ネイチャーゲーム!

木の表情ぬくもりを感じながら、身近な自然を通して楽しんじゃおう♪

子どもたちそれぞれの感じ方、考え方、表現を楽しめる自然あそびです。



遊びの環境

屋外で木のあるところ

使うもの(用意するもの)

・画用紙→丸、四角、三角に切っておく(直径5センチくらい)
・油性マジック
・ガムテープ(布)

ねらい

・身の回りの木々に興味、関心、親しみの気持ちを持つ
・自然の中の木に触れ、不思議さ、面白さなどに気づいたり発見したりして楽しむ

あそび方

1、1つの木に集まり、説明をしながら木の観察をしてみる。

たとえば…
 「この木々たちには、よーくみると鼻や口、目などの顔があるんだよ!」
 などの言葉がけをしながら、みんなで木の幹のようすをよく見てみる。
木の前で話を聞く子どもたちの様子

2、持ってきた画用紙に、マジックで黒目を描き、木の幹に実際に目を貼って見せる。

3、1人ずつに、目となる紙とマジックを渡す。
 ・使いたい形を選んでもらう
 ・先に目を描いても、木を選んでから書いてもどちらでもよい
 ・紙は多めに用意して、失敗してもいいようにしておく
円形に切った紙を子どもたちに渡す様子

4、それぞれに、顔のように見える模様や凹凸を探す。この時、気になった木を触ったり抱きしめてみたり、木と丁寧に触れ合うことを伝える。

5、目をつける所が決まったらガムテープで貼りつける。


目を描いた丸い紙を木に貼った写真

目を描いた三角の紙を木に貼った写真

6、全員が終わったら、集まってもらいみんなの作品を一つずつ見て行く。

 ・どこが口で鼻なのか。
 ・どんな気持ちなのか(怒っているのか、泣いているのか、笑っているのかなど)
 ・ストーリーができている場合はそれも聞いてみると良い

 例)トンボが目を回している所、きつねが泣いている所などそれぞれストーリーがある。

木の様子を説明する子どもの写真

7、最後に、木に感謝の気持ちをこめて挨拶をして、目を外す。「ありがとう!」「またお邪魔するね」「楽しかったよ」など木にご挨拶をする。

ポイント!

・こどもたちはそれぞれ感じ方が違うので、「笑ってる」「怒ってる」など、それを声に出して楽しみながら行うと良い。

・気づいたこと、発見したことを友だちと伝え合って喜ぶことができるようにする。

・いろいろな表情を楽しむ!

★留意点★

・人数が多い場合は、グループごとの活動にしても良い。

・記念写真を撮るとおもしろい。