コドモコトノハ「はの、こうかん」まあれ(5さい)
秋です。運動会の季節です。
りんごの木の子どもたちは、運動会の種目を自分たちで決めます。
リレーや、綱引き、鈴割り、という定番も出ますが、「運動会」なんて見たことも聞いたこともない子もいて、大人の考える「運動会」とは全く違ったアイデアもでます。
「ピアノひききょうそう」と、しゅんたろう君。
それってどんなの?と聞くと、
「ピアノをふたつならべて、ふたりでひいて、どっちのおとがおおきいか、きょうそう」とのこと。
ピアノを運ぶのは大変そう、と言うと、
「じゃ、フエでいいよ。フエふききょうそう」
「みずいっきのみきょうそう」と、こうへいくん。
「コップにいれたみずを、どっちがはやくのめるか」
「はの、こうかん。」と、まあれちゃん。
「みんな、さいきん、はがぬけるでしょ。その、ぬけた、はをこうかんする。」
子どもたちの発想は、突飛で、やわらかで、おもしろいです。
もちろん、なんでもいいわけではありません。
運動会の種目を考える上で、3つの条件を出します。
「自分がやって楽しいこと」
「みんなができて、みんなが楽しいこと」
「見ている人が、なにをやっているかわかって、楽しいこと」
「マラソン」と、かずくん。
じゃ、やってみよう!ということになり、みんなでぐるぐる走ってみたところ、くたくたになり、「たのしくない、これ!」とあちこちから声が上がりました。
そこで、かずくんは
「じゃあ、5ふんでいいよ。それから、もうつかれた、はしれない!というひとは、はずれていい。ただし、はずれたら、もうもどれない。5ふんかん、さいごまではしれたひとは、みんな、ゆうしょう」
というルールを考えました。それならなんとかなりそうです。
考え直した方法で走ってみたところ、大半の子が5分、走りきることができました。
途中でやめた子も、自分で選んでいるので、納得した顔です。
トラックを回るたびに、見ている大人から応援されるのも、うれしそうです。
「これならいいよ」ということになり、「5分間マラソン」として、見事その年の運動会の種目に決まりました。
大人の既成概念を、いつも壊してくれる、頭のやわらかな子どもたちに拍手!
りんごの木の子どもたちは、運動会の種目を自分たちで決めます。
リレーや、綱引き、鈴割り、という定番も出ますが、「運動会」なんて見たことも聞いたこともない子もいて、大人の考える「運動会」とは全く違ったアイデアもでます。
「ピアノひききょうそう」と、しゅんたろう君。
それってどんなの?と聞くと、
「ピアノをふたつならべて、ふたりでひいて、どっちのおとがおおきいか、きょうそう」とのこと。
ピアノを運ぶのは大変そう、と言うと、
「じゃ、フエでいいよ。フエふききょうそう」
「みずいっきのみきょうそう」と、こうへいくん。
「コップにいれたみずを、どっちがはやくのめるか」
「はの、こうかん。」と、まあれちゃん。
「みんな、さいきん、はがぬけるでしょ。その、ぬけた、はをこうかんする。」
子どもたちの発想は、突飛で、やわらかで、おもしろいです。
もちろん、なんでもいいわけではありません。
運動会の種目を考える上で、3つの条件を出します。
「自分がやって楽しいこと」
「みんなができて、みんなが楽しいこと」
「見ている人が、なにをやっているかわかって、楽しいこと」
「マラソン」と、かずくん。
じゃ、やってみよう!ということになり、みんなでぐるぐる走ってみたところ、くたくたになり、「たのしくない、これ!」とあちこちから声が上がりました。
そこで、かずくんは
「じゃあ、5ふんでいいよ。それから、もうつかれた、はしれない!というひとは、はずれていい。ただし、はずれたら、もうもどれない。5ふんかん、さいごまではしれたひとは、みんな、ゆうしょう」
というルールを考えました。それならなんとかなりそうです。
考え直した方法で走ってみたところ、大半の子が5分、走りきることができました。
途中でやめた子も、自分で選んでいるので、納得した顔です。
トラックを回るたびに、見ている大人から応援されるのも、うれしそうです。
「これならいいよ」ということになり、「5分間マラソン」として、見事その年の運動会の種目に決まりました。
大人の既成概念を、いつも壊してくれる、頭のやわらかな子どもたちに拍手!