「みんな違ってみんないい」ー麦っ子畑保育園（神奈川県座間市）

子どもたちと過ごす中で、大切にしていることは何ですか？

大きい子が小さい子の面倒を、自然に見てあげられるよう促すことです。
ここではひとつの空間をみんなで共有することを大切にしています。

今日のカレー作りも、チビはデカが頑張って作ってるのを見てる。
デカはチビに見られてちょっと誇らしく、張り切って頑張る。
過程を一緒に過ごすことで、それぞれの役割を自然と体感していく環境なんです。

大変だと感じることはありますか？

夏から秋にかけてはイベントが盛りだくさんなので、気が引きしまります。
1200m級の大山登山や静岡合宿など、4～5歳の子ども一人を連れて行くのも大変なのに、それが何十人と居る訳で…。
この時期は準備が多く帰宅が遅くなっちゃうのも、ちょっと大変かな、奥さんが。

夢はなんですか？

今をがむしゃらに生きてるから、長期的な夢を聞かれると困るなぁ～。
自分でもよく続いたなと思うんだけど、毎年毎年子どもたちの見せる表情や雰囲気はまったく違うから、本当に飽きないんです。
登山や合宿などイベントごとでは同じことをやっても、子どもたちが成長してるから、去年とまったく同じなんて無いんです。
そこが面白いところですね。

お昼のカレーを食べ終わったチビたちは「デカありがとー！おいしかったー！」と口々に言ってお皿を片付けていました。
それに対して「こちらこそありがとう！」と応えるデカたちに、どうしてありがとうなの？と質問したら、「たべてくれたからありがとう、っていいたかったの」と。
感謝の気持ちをちゃんと伝える麦っ子の子どもたちと過ごした時間は、とてもあたたかく感じました。

麦っ子畑保育園のみなさん、ありがとうございました！
どんな園なのか関心を持たれた方は、こちらのリンクを先をご覧くださいね。

麦っ子畑保育園
園長　大島貴美子
https://www.mugikkobatake.org/