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「ここは、人間形成を育む最初の場」ー駒沢の森こども園(東京都 目黒区)

ほいくる編集部
掲載日:2012/10/03
乳児さんが作ったおはぎ☆
乳児さんが作ったおはぎ☆

いっただっきまーす!
いっただっきまーす!


「駒沢の森こども園」は、1才〜8才までのお子さんを対象にした学童対応の保育園です。

1日に2回のお散歩や、毎日日替わりのアクティビティ(食育、ダンス、空手、絵画、自己表現)など子どもたちも大好きな活動が取り入れられているのですが、年齡や時間で子どもの活動を区切るのではなく、一人ひとりの子どもに合わせながら、子どもたちが自ら学ぶ場を大切にした保育をされています。アクティビティの時間だけ通うお子さんもいらっしゃるとか。

吹き抜けた明るい園の空間の中で、乳児さんから小学校低学年まで幅広い年齡層のお子さんがそれぞれ一緒に活動を楽しんでいる姿が印象的でした。

さて、そんな一風変わった保育園を運営されている角川代表に、ズバリお伺いしてきたお話とは…

保育園を開こうと思ったきっかけは何ですか?

お子さんが通っていた保育園の運営に対して疑問に思う部分が多かったこと。突然の保育方針変更や保育士の入れ替わりが原因で、お子さんも不安定になってしまったそう。

そこで、お子さんにとって何がいいかを考え、親目線で見て必要性を感じる保育(保育園と保護者のやりとりがきちんとできるノートや、十分に体を動かすことを楽しめる散歩の時間、忙しくてなかなか通わせてあげられない習い事を取り入れるなど)を実現させようと作ったのがこの「駒沢の森こども園」だそうです。

お子さんを保育園に預けられている時と、実際に保育園を運営されてからで、保育の捉え方や考えについて何か変わったことはありますか?

子どもへ与える影響の大きい保育園の義務や責任の大きさなど、お子さんを預けていた時にはそこまで深く知らなかった保育園の役割について、改めて知ることや感じたことが多くあったとのこと。

だからこそ、安全面など基本的な部分はしっかりと。そして、ただお子さまをお預かりするだけではなく、たくさんの友だちと過ごしたり、家ではできないような体験が味わえる保育園だからこそできる+αの部分を大切にしているのだそうです。

保育の中で大切にしていることは何ですか?

子どもが自分で色々なことができるよう、自立へのサポートをすること。成長は小さい時からの一つ一つが積み重なっていくので、小学校に入る前の1年で急に準備をしていくのではなく、小さな時からきちんと将来の基礎となる土台を作れる環境を配慮しているそうです。
そして自立するためには、心と頭と体の育ちが大切だと角川代表はおっしゃいます。

散歩やアクティビティなど様々な体験が多く取り入れられた保育は、そんな想いから生まれたのだそう。
でも、「必ず参加しなきゃいけない」「何歳になってから」というような括りはないのだそうです。

子どもは昨日と今日とでは違って、昨日やっていたことが今日はやりたくなかったり、昨日はできなかったことが今日はできたりする。だからこそ年齡や時間で細かく活動を区切るのではなく、子どもたちの様子に合わせた保育を大切にしているとのことでした。

角川代表にとって「保育」とは?

将来につながること。人間形成を育む最初の場所。

お子さんの姿を通し、保育園が子どもに与える影響の大きさを身に染みて感じた経験があるからこそ、子どもの育つ環境をより大切に考えられた保育の場が生まれたのですね。

子どもたちが楽しめるたくさんの体験や、親御さんの「あったらいいな」がつまっている保育園と、その保育園に込められた熱い想いをたくさんお聞きすることができました。

角川代表、「駒沢の森こども園」のみなさま、ありがとうございました!

「駒沢の森こども園」に関心を持たれた方は、ぜひこちらのリンクをご覧ください。


駒沢の森こども園
http://komazawanomori.com/

駒沢の森こども園