遠い記憶(神奈川県横浜市ーりんごの木子どもクラブ)
ー 子どもたちとの日々の暮らしのなかにある“モノ” や “場(空間)”に焦点をあてて、そのひと場面をめぐっていく企画より。
遠い記憶
私が小学生に上がる時の話なので、今から40年以上前のこと。
父が小刀で鉛筆の削り方を教えてくれました。
そんなことを思い出しながら竹を削っていたら「私もやってみたい!」とHちゃん。
あの時の父と同じように、彼女を膝に乗せ、一緒に、ゆっくりゆっくり手を動かします。
危なっかしい手つきにヒヤヒヤしながらも、「上手!上手!」そっと声をかけます。
時折り私の顔を見上げながら削り続けるHちゃん。目が合うと、ちょっぴりくすぐったい。
あの時の父も、同じように感じていたのかしら…
緑だった竹が、少し削ると白になり、さらによく見ると見えてくるピンクや黄色の線。
削ったところのスベスベ加減に思わず「きもちい〜!」と満面の笑み。
それはそれは大事そうに持って帰っていきました。
(かたおか)
テーマ:子どもの“やりたい”を保証する環境や工夫
りんごの木子どもクラブ