保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

瓶の中に、虹を作ってみよう!〜素材/吸水ポリマー〜

吉田麻理子
掲載日:2025/03/12
瓶の中に、虹を作ってみよう!〜素材/吸水ポリマー〜
瓶の中に、カラフルな色を敷き詰めて、透明感のある虹のオブジェを作ってみましょう。
災害用トイレにも活用されている吸水ポリマーを使います。

使う素材は…「吸水ポリマー」です。

エピソード

雨上がりに出てくる虹、とてもきれいですよね。虹は絵に描いても楽しいですが、今回は保冷剤や、災害用トイレにも活用されている吸水ポリマーを使って、透明感のある、素敵な飾りを作ってみました。

災害用に備蓄されているトイレには、吸水ポリマーを使用するものが多いと思います。子どもたちもこの実験で「こんな風に水分を吸収するんだね!」と経験していれば、いざというときに安心して、災害用トイレを使用することができるかもしれません。
災害時への心構えにも役立つ、楽しい実験遊びです。

材料

  • 色水(水に食紅や絵の具を溶いたもの)
  • 吸水ポリマー
  • 瓶(200-300ml程度の容量のもの)


使うもの

  • ペットボトルなどの容器(色水を作って入れておく用)
  • プラカップ
  • スプーン

遊び方

虹を探してみよう

まず、絵本や絵や写真など、子どもたちと虹を探してみましょう。「虹には、どんな色があるかな?」「虹を見たことある?」と話し合ってみるのもいいですね。

虹を作ってみよう

1.  虹は7色とされていますが、今回は赤・黄・青の3色の虹を作ります。まず、それぞれの色の色水を用意します。

2.  プラカップに、一人一色、100mlずつ色水を入れます。

3.  1カップに、吸水ポリマーを約1gずつ入れます。

4.  固まるまで2回ほど、スプーンでゆっくりと混ぜます。2-3分経つと、モロモロとした質感に固まります。これが、虹の素になります。固まらない場合は、吸水ポリマーを1gずつ足して下さい。

5.  瓶に虹の素を詰めていきます。まず、赤をスプーンですくって、敷き詰めます。気泡が入らないように、ギューギューに入れましょう。

6.  赤の上に黄色を、ギューギューに入れましょう。

7.  最後に青もギューギューに入れましょう。

8.  蓋を閉めたら、完成です!瓶の中に小さな虹が出来上がりました。
誤飲防止のため、蓋の内側に多用途接着剤を付けるか、蓋のまわりをビニールテープで巻くなどして、蓋が外れないようにしてください。
日が経つごとに虹の境目の色が少しずつ混ざり合い、グラデーションがゆるやかに変化します。その様子を観察しても楽しいです。

ポイント

  • 今回は実験しやすいよう3色で作りましたが、余裕があればオレンジ・緑・紫などの、色を増やしても楽しいです。
  • 口や目に入れないよう、子どもの年齢に合わせ、気をつけて実験してください。手や肌についた場合は、まず紙タオルなどでふいてから、水で洗いましょう。
吸水ポリマーは保冷剤にも使用されています。実験に使った吸水ポリマーを捨てる時は、保冷剤と同じく可燃ゴミとして廃棄してください。排水管が詰まる可能性があるため、排水口やトイレには流さないでください。

※吸収ポリマーは、目に入ったり誤飲・誤食したりすると、炎症や窒息するなどの危険があります。安全管理には十分注意して使用して下さい。

参考資料:

あわせて読みたい記事

吸水ポリマーで海のオブジェを作ろう〜素材/吸水ポリマー〜

吸水ポリマーで海のオブジェを作ろう〜素材/吸水ポリマー〜

災害用トイレにも使われる、吸水ポリマーを使って、水分を吸わせる実験をしてみましょう。
吸水した後のポリマーを使って、可愛いオブジェ作りもできますよ!

使う素材は…「吸水ポリマー」です。

一緒に見られている記事