瓶の中に、虹を作ってみよう!〜素材/吸水ポリマー〜

災害用トイレにも活用されている吸水ポリマーを使います。
使う素材は…「吸水ポリマー」です。
エピソード
雨上がりに出てくる虹、とてもきれいですよね。虹は絵に描いても楽しいですが、今回は保冷剤や、災害用トイレにも活用されている吸水ポリマーを使って、透明感のある、素敵な飾りを作ってみました。
災害用に備蓄されているトイレには、吸水ポリマーを使用するものが多いと思います。子どもたちもこの実験で「こんな風に水分を吸収するんだね!」と経験していれば、いざというときに安心して、災害用トイレを使用することができるかもしれません。
災害時への心構えにも役立つ、楽しい実験遊びです。
材料
- 色水(水に食紅や絵の具を溶いたもの)
- 吸水ポリマー
- 瓶(200-300ml程度の容量のもの)
使うもの
- ペットボトルなどの容器(色水を作って入れておく用)
- プラカップ
- スプーン
遊び方
虹を探してみよう
まず、絵本や絵や写真など、子どもたちと虹を探してみましょう。「虹には、どんな色があるかな?」「虹を見たことある?」と話し合ってみるのもいいですね。
虹を作ってみよう
1. 虹は7色とされていますが、今回は赤・黄・青の3色の虹を作ります。まず、それぞれの色の色水を用意します。
2. プラカップに、一人一色、100mlずつ色水を入れます。
4. 固まるまで2回ほど、スプーンでゆっくりと混ぜます。2-3分経つと、モロモロとした質感に固まります。これが、虹の素になります。固まらない場合は、吸水ポリマーを1gずつ足して下さい。
5. 瓶に虹の素を詰めていきます。まず、赤をスプーンですくって、敷き詰めます。気泡が入らないように、ギューギューに入れましょう。
6. 赤の上に黄色を、ギューギューに入れましょう。
7. 最後に青もギューギューに入れましょう。
8. 蓋を閉めたら、完成です!瓶の中に小さな虹が出来上がりました。
誤飲防止のため、蓋の内側に多用途接着剤を付けるか、蓋のまわりをビニールテープで巻くなどして、蓋が外れないようにしてください。
日が経つごとに虹の境目の色が少しずつ混ざり合い、グラデーションがゆるやかに変化します。その様子を観察しても楽しいです。
ポイント
- 今回は実験しやすいよう3色で作りましたが、余裕があればオレンジ・緑・紫などの、色を増やしても楽しいです。
- 口や目に入れないよう、子どもの年齢に合わせ、気をつけて実験してください。手や肌についた場合は、まず紙タオルなどでふいてから、水で洗いましょう。 吸水ポリマーは保冷剤にも使用されています。実験に使った吸水ポリマーを捨てる時は、保冷剤と同じく可燃ゴミとして廃棄してください。排水管が詰まる可能性があるため、排水口やトイレには流さないでください。
※吸収ポリマーは、目に入ったり誤飲・誤食したりすると、炎症や窒息するなどの危険があります。安全管理には十分注意して使用して下さい。
参考資料:
- 人体への安全性について
詳しくは[紙おむつ・軽失禁/一般社団法人日本衛生材料工業連合会][幼児が水で膨らむボール状の樹脂製品を誤飲/独立法人国民生活センター]をご覧ください。 - 保冷剤の捨て方について
詳しくは[保冷剤の中身は取扱注意!保冷剤の種類・中身・処分方法について徹底解説/株式会社リダクションテクノ]をご覧ください。
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