木の葉が舞い散るスノードーム〜素材/落ち葉〜
使う素材は…「落ち葉」です。
エピソード
冬になり北風が吹くと、我が家の周りの里山から、ハラハラと様々な色の枯葉が舞い散る様子が見られます。私はこの、季節の間の数日間だけ見られる、美しい景色を見るのが大好きです。
先日、スノードームを作った際に、もしかして、スノーパウダーの代わりに小さくカットした木の葉を瓶の中に入れたら、この景色が再現できるかも?と思いつきました。早速試してみると、小さな瓶の中にハラハラと様々な色の枯葉が舞う景色を、再現することができました。
子どもたちだけで仕上げるのには、難易度が少々高いので、子どもと大人で一緒に作ったり、小さな子どもたちが眺めたりして楽しめるように大人が作るのにもおすすめの工作です。枝や落ち葉を集めたり、落ち葉に穴を開けるところは、ぜひ子どもたちにトライしてもらってください。
材料
スノードーム1個あたり
- 木の枝 1つ
- 落ち葉 10枚程度
- どんぐり 5個程度
- 瓶 190cc程度のもの
- メラミンスポンジ 4cm四方のもの
- スノードーム用とろみ液 300ml(グリセリン30mlと水270mlをあわせたもの)
使うもの
- カッター
- ハサミ
- 多用途接着剤(耐水・速乾性のもの)
- えんぴつ
- タッパーやトレイ
- ペーパータオル
- 穴あけパンチ
※カッター・穴あけパンチ、多用途接着剤を使う工程は安全面に配慮し、子どもの姿に合わせて大人が行ってください。
作り方
1. まず、子どもたちとお散歩に出掛けて、スノードームに使う枝と枯れ葉を探しましょう!
枝は、瓶に入る大きさのものを探します。小さな枝が無い時は、大きな枝をカットしても良いです。
2. 落ち葉は、好きな色のものを探しましょう。様々な色の枯れ葉があると、スノードームにした時、カラフルで楽しいです。穴あけパンチで穴を開けるので、サビないように、なるべくドライな状態になっているものがおすすめです。どんぐりを入れても可愛いです。
3. 次に、メラミンスポンジを使って土台を作ります。カッターを使い、高さ1.5cm程にカットします。
4. ハサミを使って、角をカットし、雪が積もっているような自然な雰囲気にします。
5. 瓶の蓋の裏の中心に、多用途接着剤を使って、土台を接着します。
6. 土台に枝を固定します。瓶の中に収まる位置に枝を置き、土台に枝を固定したい場所にえんぴつで印をつけます。
7. 印をつけた場所を、カッターの刃先でくり抜きます。
8. くり抜いたスポンジを取り除きます。
9. 枝の先端に接着剤をつけ、土台に固定します。
10. 瓶の中に入れる小さな木の葉を作ります。集めた落ち葉に、穴あけパンチでどんどん穴を開けていきます。落ち葉にどんどん穴が空いていく様子は、まるで青虫になってどんどん葉っぱに虫喰いの跡を作っているようで、楽しいですよ。
11. 200-300枚の小さな落ち葉ができたら、完成!少し時間のかかる作業なので、大人と交代で作業したり、数人で順番に作業するのがおすすめです。
12. ここから先は、タッパーの上で作業しましょう。瓶の中に「11」の小さな落ち葉を全て入れ、瓶のふちギリギリまでとろみ液を注ぎます。
13. 残ったとろみ液は、土台のスポンジに注ぎます。スポンジが空気を含んでいると、スノードームの中に気泡が入ってしまうため、スポンジ全体をしっかりと濡らしましょう。
14. 瓶に蓋をそっと被せます。この時、枝が瓶にぶつかって取れないように、また瓶の中のとろみ液が大量に溢れ出ないように、ゆっくりと蓋を被せましょう。少量のとろみ液が溢れますが、大丈夫です。
15. 蓋を被せたら、ぎゅっとしっかり蓋を締めましょう。ペーパータオルで瓶を拭いたら、スノードームの完成です!
遊び方
木の葉が沈むか、浮くかして落ち着くまで、スノードームを置いておきます。木の葉が落ち着いてたら、蓋が下になるようにひっくり返します。すると…
どんぐりはコロコロと転がり、木の葉はスノードームの中を舞い散ります!
そのまま落ち葉が落ち着いていく様子を、じっと見ていても楽しいです。
落ち葉が落ち着いたら、また上下を返して、木の葉が舞い散る様子を眺めてください。
ポイント
- このスノードームを作って一日ほどたつと、枝や木の葉から色が落ち、とろみ液が茶色く変色する場合があります。元の透明な色に戻したい場合は、一度瓶の中の茶色いとろみ液をザルに開け、ザルに残った木の葉を瓶に戻し、そこに新しく作ったとろみ液を注いでください。
- 瓶のフタが誤って開かないように、ビニールテープを巻くなどしても良いかもしれません。
※グリセリンは人間の体内にも存在し、化粧品にも含まれる、触っても問題のない物質ですが、口に入らないよう注意してください。手についた場合は念の為洗い流してください。
詳しくは、グリセリンについて[化粧品成分オンライン/グリセリンの基本情報・配合目的・安全性]をご覧ください。