ナンキンハゼのパレット〜素材/ナンキンハゼの落ち葉〜
他の植物の落ち葉でも同様の遊びを楽しむことができます。
使う素材は…「ナンキンハゼの落ち葉」です。
エピソード
先日、街中を歩いていた時のこと。足元に初めて見る落ち葉がありました。
どれも同じ形をしていますが、赤・オレンジ・黄色・緑・紫と様々な色の葉があるのです。不思議に思い、拾い集めて帰り、調べてみると、ナンキンハゼの葉であることが分かりました。
この色とりどりの葉を並べて、どんな遊びができるか考えていたところ、娘が「わー、きれい。パレットみたいだね。」とつぶやきました。そんな娘の一言から、ナンキンハゼの落ち葉をパレットの上の絵の具に見立てる遊びを考えてみました。
ナンキンハゼの木が身近に見つからないこともあると思います。公園などに散歩にいった際、様々な色の落ち葉を集めても、同じ遊びをすることができます。
材料
- ナンキンハゼの落ち葉
- ダンボール
使うもの
- カッター または ハサミ
※カッターを使う工程は安全面に配慮し、子どもの姿に合わせて大人が行ってください。
遊び方
ナンキンハゼの木があれば、足元にこんなカラフルな葉が落ちています。
いろいろな色の落ち葉を、一緒に子どもたちと集めましょう!落ち葉はいろいろなところに散っているはずです。見つけて集めるのはとても楽しいですよ!
見上げてみると、ナンキンハゼの木がありました。
落ち葉を持ち帰り、広げてみましょう。
ダンボールをパレットの形に切り抜きます。
子どもたちがパレットを見たことがない、知らない場合は、「絵を描くときに、絵の具を出すお皿や板のことだよ」と教えてあげてください。
子どもたちと一緒に、絵の具に見立ててパレットの上に落ち葉を並べてみましょう。「どんな色が見つけられるかな?」と声をかけてみます。
まずは、赤!
オレンジもありました!
次は黄色!
緑もありました。
最後は紫!
数を数えられる年齢の子どもには「いくつ色があったかな?」と声をかけてみると、沢山の色があることに驚いてくれるはず。今回は、同じナンキンハゼの木から、5つの色の落ち葉を見つけることができました。
集めた落ち葉を全て色ごとにずらりと並べてみました。グラデーションがとてもきれいです。
ポイント
- パレットが出来上がったら、近い色の絵の具を使って、葉っぱの絵を描くのもおすすめです。
- 今回は落ち葉を一度持ち帰って遊びましたが、落ち葉がある屋外にパレットを持って行って、同様に遊ぶのもおすすめです。
- ナンキンハゼの種子は有毒成分を含んでいますので、触らないように十分気をつけてください。念の為、植物を触ったあとは手を洗うと安心です。
参考資料:[熊本市教育センター/ナンキンハゼ][国立大学法人 福岡大学/ナンキンハゼ]をご覧ください。