落ち葉のコラージュ、紅葉した木を描こう〜素材／落ち葉〜
吉田麻理子
使う素材は…「落ち葉」です。
エピソード
11月になり、里山にある我が家のまわりには、様々な落ち葉が舞い始めました。
足元を見ながら歩いていると、黄色いもの、赤いもの、茶色いもの、様々な色の落ち葉があります。
イチョウだったら黄色、もみじだったら赤といったように、紅葉の色はそれぞれの木に対し、１色ずつですが、様々な色に紅葉する木があったら面白いな、と思いました。
そこで、好きな色の落ち葉を集め、ペタペタと貼りコラージュして、一本の木を作る工作を考えてみました。ハサミを使うのが難しい小さな子どもが楽しむ場合は、手で小さくちぎったりしても良いでしょう。
落ち葉のくしゃくしゃとした感触、様々な色を見つけ、集める楽しさ、切ったときに立ち上る良い香りなど、五感で冬の始まりを楽しめる工作です。
コラージュとは
「コラージュ（collage）」は、「糊で貼り付ける」 という意のフランス語の動詞「coller」 に由来する用語です。
複数の写真や絵、文字などを組み合わせて作品にする技法や、 その作品のことを指します。
参考：[美術手帖/コラージュとは]
材料
- 落ち葉
- 画用紙
- ボンド
使うもの
- 画材（絵の具やクレヨン）
- ハサミ
作り方
1. 子どもたちと落ち葉を集めに出かけましょう！気に入った色の落ち葉を見つけてどんどん集めるのは、とても楽しいですよ。
まず、黄色い落ち葉を見つけました。
2. 枝についたままの、赤くて小さい落ち葉も見つけました。この絶妙な赤、素敵だなぁ。
3. 黄色や緑や赤、様々な色が少しずつ混ざった落ち葉も見つけました。
4. 集めた落ち葉を並べてみましょう。どんな色や形の落ち葉が集まったか、見せ合いっこしてもいいですね。
5. 枝付きの葉っぱは、枝から外します。
6. 大きな葉っぱは、絵に貼りやすいよう、ハサミでカットして、小さな葉っぱを作ります。
この時、枯れ葉から良い香りがふわっと立ち上ります。触った感じはどう？香りはあるかな？
7. 沢山の小さな葉っぱが出来上がりました！
8. 画用紙いっぱいに、木の幹と枝を描きます。空も、寒そうな水色に塗ってみました。
9. 画用紙の木に、葉っぱをボンドで貼っていきましょう。枝に沿って貼ると、本当の木に葉っぱが生えているように見え、ワクワクしてきます。
10. どんどん貼っていきましょう。次はどんな色を貼ろうかな？と選ぶのも楽しいです。
11. 隙間を埋めるように貼っていきましょう。はみ出してもOK！
12. チラチラ散っている葉っぱも貼って、完成！
13. きちんと乾いたら壁に貼ることもできます。様々な落ち葉の色合いの美しさが、感じられる作品ができました。
ポイント
落ち葉が余ったら、画用紙の下の方に貼って、地面が落ち葉で埋まっている様子を表現するのも良いでしょう。
