パルプモールドで、オリジナルの世界を作ってみよう!〜素材/パルプモールド〜
よく見てみると、複雑で楽しい形をしているパルプモールドを使って、オリジナルの世界を作ってみましょう!
使う素材は…「パルプモールド」です。
エピソード
この夏に扇風機を購入した時、段ボール箱の中に緩衝材として、面白い形をした立体的なものが入っていました。
調べてみると「パルプモールド」という紙製の緩衝材とのこと。
古紙を水で溶かし、金網で抄き上げたあと乾燥してできる紙成形品です。
このパルプモールド、家電を買った際などに発泡スチロール代わりに入っていることが最近増えてきたのですが、形が毎回違い、どれも楽しい形で気になっていた素材でした。紙製なので、絵の具で塗っても面白そうです。
視線をパルプモールドに近づけて見てみると…
ここは山みたい、水路みたい、滑り台もあるぞ…と楽しい世界が見えてきましたよ!
今回は、パルプモールドを使った工作遊びをご紹介します。
パルプモールドが手に入ったら、ぜひ試してみてください。
材料
- パルプモールド
- 紙粘土
使うもの
- 絵の具
- カッター
- 筆
作り方
1. これが、今回使うパルプモールドです。
2. 何に見えるか、子どもたちに問いかけてみましょう。
パルプモールドと同じ高さくらいに視点を低くして見てみると、どうかな?
「街に見える!」「山みたいに見えるよ!」
そんな声が聞こえてくるかもしれません。私も、何に見えるか考えてみました。
3. こっちのアーチは、すべり台のようです!
4. 所々に、凹んだ平らなところもあります。ここは水路にしたら、面白そう!
5. 今度は色を塗っていきます。絵の具を使うときは、はっきりと着色できるよう、あまり水を加えずに塗るのがおすすめです。水路のところには、水色を塗りました。
6. 凸部分のてっぺんは、緑色の絵の具を塗って、芝生スペースに。
パルプモールドは表面にも凸凹があるので、筆でポンポンと叩くように塗ると、芝生のようなニュアンスが出ます。
7. 滑り台はカラフルに塗り、虹の滑り台にしてみました。
8. パルプモールドが塗り終わったら、今度は紙粘土で住民を作ってみましょう!
「どんな生き物が住んでそう?」
「ここで何をして遊んでみたい?」と子どもたちに問いかけてみましょう。
オリジナルの世界で遊んでみよう!
「人」を紙粘土で小さく作り、塗るには器用さが必要なので、こんな風に想像上の生き物を、簡単に作ってみるのもおすすめです。
虹の滑り台で遊んだら、楽しそう!順番待ちになりそうです!
芝生でゴロゴロするのもいいですね。
釣りをするのはどうかな?ヌシが釣れるかも!?
不思議なコースで、スケボーができたら楽しそう!
クライミングをしてみたらどうだろう?
窓から顔を出して、友だちとおしゃべりしてみたい!
パルプモールドはカッターで切り取ることもできます。穴を開ければ、窓や入り口もできますよ。
住民が出来上がったら、お人形遊びのように、動かして遊んでみましょう!どんな物語が生まれるかな!?
ポイント
・カッターを使う工程は安全面に配慮し、子どもの姿に合わせて大人が行ってください。
・複数人で工作する場合は、どんな世界にしたいか、みんなで話し合う時間を設けたり、一人一体住民を作るなど、作業を分担しても良いでしょう。