外でも中でもないお気に入りの場所(東京都世田谷区ー風の丘めぐみ保育園)
ー 子どもたちとの日々の暮らしのなかにある“モノ” や “場(空間)”に焦点をあてて、そのひと場面をめぐっていく企画より。
外でも中でもないお気に入りの場所
とりぐみ(1歳児クラス)の保育室には、縁側があります。
縁側は、内側と外側の境界をあいまいにする「中間領域」として、古くから日本で親しまれてきました。
とりぐみの子どもたちは、ここで絵本を読んだり、人形を持ってきて一緒に遊んだり、保育者と一緒に雨音に耳を傾けたりします。新年度の最初の頃は、園庭に出る勇気がまだなくて、ここからじっと友だちの様子を見ている子もいます。
子どもたちのお気に入りのこの場所は、どんな子も、どんな気分のときも、どんな天気のときも、包み込んでくれます。
(大野)
テーマ:自分の世界でのびのび、じっくり遊べる・過ごせる環境や工夫