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一番水を吸うのはどれ!?ふきんのオリンピック!〜素材/色々な種類のふきん〜

吉田麻理子
掲載日:2024/07/31
一番水を吸うのはどれ!?ふきんのオリンピック!〜素材/色々な種類のふきん〜
こぼしたものを拭く時に活躍する、大人にも子どもにも身近な道具「ふきん」。
ふきんって本当に色々な種類がありますが、早く吸う力が強いのはどれなのでしょう?
家にあるふきんを集めて、オリンピックを開催してみました!

使う素材は…「色々な種類のふきん」です。

エピソード

夏になると、麦茶を飲む機会が多くなります。
飲む機会が多くなるということは、それに伴い「こぼす」機会も多くなり…。

先日、うっかりコップの麦茶をこぼしてしまった娘が、キッチンからふきんを持ってきて、机を拭きながらふと「そういえば、うちにあるふきんって、どれが一番早く、こぼしたものを拭けるのかな?」
と言いました。

確かに!色々な種類のふきんがあるけれど、一番早く拭けるのはどれなんだろう?
早速実験してみました。
ふきんのオリンピック、開幕です!

使うもの

  • 数種類のふきん
  • 麦茶やお水(今回は分かりやすく撮影するため麦茶を使用しましたが、 お水で実験してもOKです)
  • タッパー
  • 透明なプラカップ
  • 油性ペン

遊び方

1.  今回はこちらの、5種類のふきんを用意しました。
①ダスター(不織布でできている薄いふきん)
②マイクロファイバーのふきん
③さらし(綿100%の薄いふきん)
④食器用ふきん
⑤複数枚の蚊帳生地を重ねた厚手ふきん

2.  今回のルールはこちら!
「コップの麦茶をこぼしちゃった!」ことを想定し、タッパーに100mlの麦茶を流し入れます。
それぞれのふきんを、いつも使う大きさに折り畳み、タッパーの右から左へ一度拭きます。
タッパーに残った麦茶の量を観察して、液体を吸う力を競います。

こうしてみると、100mlの麦茶って、結構多いです。
各選手、どれくらい吸えるのでしょうか…?

3.  一番目の選手は、ダスター!
一番の薄さですが、どれくらい吸えるのでしょうか?
スタンバイはOKです。用意スタート!

4.  おお!右端に麦茶が残らず、思った以上に吸っている様子!

5.  ダスター選手、ゴールです!

6.  少しだけ麦茶が残っていますね。

7.  どれくらい残っているのでしょう?透明なカップに入れて測ってみましょう。

8. ダスター選手の、残った麦茶をカップに入れてみました!
お茶が入っている位置に、メモリ線と選手ナンバーを書いておきました。

9.  さて、次は2番のマイクロファイバー選手。麦茶100mlを入れ直して、スタートです!

10. マイクロファイバー選手、ゴール!

11.  すごい!ほとんど拭き残しがありません!

12.  残った麦茶をカップに移してみると…ダスター選手の半分以下でした!

13.  さあ、3番目はさらし選手です。スタート!

14.  ゴール!少し残った麦茶が見えますね。

15.  カップに入れてみると…、1番・2番の選手の間くらいでした!

16.  4番目は、食器用ふきん選手!

17.  ゴール!こちらも少しだけ残りが見えますね。

18.  残った麦茶の量は、さらし選手とほぼ同じでした。

19.  ラスト5番目は期待の、厚手ふきん選手!スタートです!

20. ゴール!ほとんど残りなく、きれいに拭き上げました!

21. 残った麦茶は… 2番マイクロファイバー選手と同じくらいでした!

22. 選手たちを順位順に並べてみました。
今回の結果は…
1位 マイクロファイバーふきん・厚手ふきん
2位 さらし・食器用ふきん
3位 ダスター

思った以上に、どの選手も吸ってくれました!
たくさんこぼしてしまって、素早くきちっと拭きたい時は、マイクロファイバーふきんや、厚手ふきんが活躍してくれそうです。

逆に、少しだけこぼした時や、素早くふきんを乾かしたい時は薄手のダスターが活躍してくれそうですね。


ポイント

この実験の後は、それぞれのふきんをよく絞って、「ふきんの乾く早さオリンピック」を開催するのもおすすめです。 どの順番で乾くのか、時々触って確かめてみましょう。