保育と遊びのプラットフォーム[ほいくる]

触って鳴らして楽しい手作り玩具〜音や感覚を楽しむあそび〜

水岡香
掲載日:2024/03/12
触って鳴らして楽しい手作り玩具〜音や感覚を楽しむあそび〜
カシャカシャ、りんりん、スースー。色々な素材に触れたり、こすれたりするだけで、実は素材によって違う音がします。

乳児期の子どもたちが目や指、耳…五感を使って素朴な発見や楽しさを感じられる、手作りおもちゃをご紹介します。

作り方

・ダンボール(30cm×15cm)…1枚
・タコ糸 または 細いゴム(50cm)…3本
・鈴…10個くらい
・ビーズ…10個くらい
・ストロー…好きな色1〜3本
(その他にも触って楽しめそうなものがあれば)

使うもの

・ガムテープ
・マスキングテープ
・ハサミ
・カッター
・定規

作り方

1.  ダンボールを半分に折る。
(今回は30cm×15cmの大きさを使用)
ダンボールの真ん中部分に、縦に軽くカッターで切れ目を入れると半分に折りやすいです。

2.  タコ糸を引っ掛ける溝を作る。
タコ糸を配置したい場所の両サイドに、ハサミで5mm程度の切込みを入れる。
(今回は3本のタコ糸を配置したかったので、両サイド計6箇所に切り込みを入れました。)

3.  ビーズ、鈴、ストローなどの素材をタコ糸に通していく。

まずはビーズ。
遊ぶときに動きがでるように、10個ほどにしましたが、作るダンボールの大きさに合わせてアレンジできそうです。

次は鈴。

続いてストロー。

4.  ダンボールの溝の部分にビーズを通したタコ糸を引っ掛ける。

5.  ダンボールを裏にして、タコ糸を固結びにする。

6.  2、3回固結びができたら、余分なタコ糸を切る。
鈴と、ストローのタコ糸も同様に溝に引っ掛けて結んでいく。

7.  固結びをしたところに、小さく切ったガムテープを十字に貼る。

8.  更に上からガムテープを貼って補強する。
タコ糸とガムテープの間に隙間ができないよう指でしっかり押しながら貼るのがポイント。

表側に戻し、タコ糸がずれたり取れたりしないか確認する。

9.  溝からタコ糸が外れたり、ダンボールが破れたりしないよう、外側をガムテープで補強する。

10.  全体をぐるりとマスキングテープで覆う。

11.  さいごに、タコ糸がしっかり止まっているか、指で引っ張って再度確認したら…

できあがり。


ポイント

・乳児期の子どもたちがおもちゃに触れながら、動きや感触、音の違いを楽しめるように、できるだけ静かな環境で遊ぶのがおすすめです。

・今回は3つの素材で作りましたが、素材を増やしたり、0歳、1歳の子どもたちが手で持ちやすいように、素材を減らして小さいものを作っても遊ぶ姿に変化がありそうです。

・タコ糸を細いゴムにして、引っ張ることを楽しめるようにしてもいいかもしれません。

・安全面を考慮して、タコ糸はしっかり結び、何箇所かガムテープを貼り、引っ張っても取れないようにするなど、しっかり補強してください。作る過程の中で、何度か引っ張って確認すると良さそうです。

・基本的には大人が作る想定で記載していますが、乳児クラスの子どもたちにプレゼントとして作りたいという大きい子どもたちと一緒に作るのもいいかもしれません。
その際、カッターの使用や素材をしっかり固定させる工程は、必要に合わせ保育者が行うようにしてください。

あそびのアイデア

今回の遊びは、以前ほいくるメイトさんから寄せられたこちらの遊びを参考にして作ってみました。

(おのっちゃさんの投稿)
▶あそびの詳細はこちら

おもちゃの大きさ、ビーズなどの素材を変えても楽しそう!